【阪神】大竹耕太郎6回2失点「調子良くて勝つより意味ある」得意マツダで7戦7勝は広島以外で最長

AI要約

阪神大竹耕太郎投手がマツダスタジアムでの試合に勝利し、今季8勝目を挙げた。初回に2点を失ったものの、その後は粘り強いピッチングで試合をコントロールした。

大竹はマツダスタジアムでは7戦7勝と好成績を収めており、同球場での連勝記録を更新した。自身では嫌なイメージがない球場だが、結果が出ることに謙虚である。

前回の敗戦をリベンジし、カード勝ち越しを果たした大竹は、1戦1戦を大切にしてきた。得意のマウンドでの勝利はチームにとっても大きな力となった。

【阪神】大竹耕太郎6回2失点「調子良くて勝つより意味ある」得意マツダで7戦7勝は広島以外で最長

<広島5-7阪神>◇25日◇マツダスタジアム

 阪神大竹耕太郎投手(29)が得意のマツダで仕事を果たした。

 「正直、体の動きは最悪だった」と振り返る登板。初回から2死満塁を招き、菊池の2点左前打で先制点を献上した。それでも気持ちを切り替え、2回以降は得点圏に走者を進めない快投。6回5安打2失点で、7月27日中日戦以来となる今季8勝目を挙げた。

 「普通に調子が良くて勝つより意味のある試合。ランナーも出しましたけど、そこで粘りきれたというのは自信になる。体力というか、気持ち勝負みたいな感じでした」

 これでマツダスタジアムでは自身通算7戦7勝。同球場での7連勝は、広島の投手以外では単独最長記録となった。大竹自身、マウンドは傾斜などを含めて「好きな方」と話す。「嫌なイメージはない」球場だが、ここまでの結果が続くことは謙虚に分析する。

 「ランナーはいつも背負っていますし。そこで1本が出ないとか、たまたまライナーがゲッツーになっているとか、そういうことだと思う。偶然が重なってるだけかなと思うので」

 前回10日の広島戦(京セラドーム大阪)は7回途中4失点で黒星を喫したが、これが自身通算唯一の敗戦。リベンジを果たし、本拠地を含めたカード別成績は9勝1敗と好相性だ。油断なく、1戦1戦積み上げた白星だ。得意のマウンドで粘投を見せ、チームをカード勝ち越しに導いた。【波部俊之介】

 ▼大竹のマツダスタジアムでの広島戦登板が、7戦7勝となった。同球場での連勝最長は広島九里の11連勝(16~18年)。他球団の投手としては、能見(阪神、09~10年)西勇(オリックス-阪神、11~20年)の6連勝を超え、最長を更新した。