【RISE】志朗が井上直樹から教わった“和食ダイエット”で絶好調「勝率は100%に上がった。今回はKOを狙っていかないといけない」

AI要約

志朗が来る世界バンタム級タイトルマッチに向けての公開練習を行った。

和食ダイエットの採用や走り込みの結果、体調や体力面での変化を実感している。

戦略やKOを狙う姿勢、怪我予防に対する意識など、試合に向けた準備が整備されている。

【RISE】志朗が井上直樹から教わった“和食ダイエット”で絶好調「勝率は100%に上がった。今回はKOを狙っていかないといけない」

 2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI(旧・横浜文化体育館)で開催される『RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』にて、RISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで、田丸辰(TRY HARD GYM)の挑戦を受ける王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が8月24日(土)都内にて公開練習を行った。

 1分間のミット打ちで、ミットが破裂しそうな鋭い音を響かせた志朗。「今は疲労が溜まっていますが、その中で練習が最近はスパーリングをメインに多い時は週14~15Rやっているので充実した日々を送っていますね」と、スパーリング中心の練習をしている。

 前回の田丸戦から変えたことを聞かれると、「微調整しました。いろいろな練習方法、3分向き合って足りなかった部分と良かった部分を照らし合わせてやっています。あと減量方法を変えているので、そこはいいように身体自体が上がっています」と、大きな変化は減量方法だとする。

 変えた理由を聞かれると、「一緒に練習している井上直樹くんが、味噌汁とか和食メインにしていて。自分はスープ系が飲むのがめんどくさいので好きじゃなかったんですが、井上直樹くんがそれで変わったと聞いたので、和食を入れてみようと思ってそれが変わりましたね」と、RIZINで活躍する井上直樹から教わった“和食ダイエット”がきっかけだという。

「結構変わる。夏場に足がつらなくなったり、味噌汁で塩分が取れているのでいい風に変わってきたと思います」と効果を感じているとした。

 蔵王での合宿も敢行し、「蔵王は5~6年前のルンキット(ロッタンからラジャダムナン王座を奪った16歳)戦前でやった場所なので選びました。ボクサーを含めて普段練習できない選手と練習が出来て、普段は走らないところで走ったので精神的にも強くなりましたね。改めて、スキー場は走るために作られたのではないと気付きました(笑)。。走る系はキツかったし、そこは結果として出てくると思う」と走り込みの手応えを感じている。

 発達した脚の筋肉、特にふくらはぎの大きさを指摘されると「走ったり、有酸素運動だったり、ステップもいろいろ練習しているし、他のメンバーよりも倍以上自分はやっているので」と、その成果の賜物だとした。

 それだけの脚なら蹴りも強くなったのでは、との問いには「ムエタイっぽくやってみるのもアリかも。ムエタイの良さがありますからね。これはハマるな、これは危ないな、と確認しながらやっています。バリエーションが多い方が、想定外のことが起きたとしても想定内と思える気持ちの強さが持てるし、精神的にも落ち着けますから」と、バリエーションのひとつとして考えているとする。

 戦略に関しては「前回の時は2~3パターンだったけれど今は5~6パターンになったので、今回は5Rあるのでいろいろな想定をしながら練習しているので勝率は上がったと思う」と、手札となるパターンが増えたとし、「5Rあれば駆け引きだと思う。ゆっくり行くのか、最初から行くのか。その駆け引きがある」と駆け引きが大事だとした。

 その勝率はずばり、と聞かれると志朗は「全てで100%で」と言い放つ。

 さらに「早いラウンドで終わることに越したことはないので決着を付けたいし、完全決着して志朗vs.田丸はもういいだろう、と思ってもらいたいですね」と圧倒的な差を見せつけて終わらせたいとも。

「これが当たればって技がけっこうあるんですよ。3~4つはある。それが決まれば倒せる。確率的には何とも言えませんが、しっかり今回はKOを狙っていかないといけないなと思っています」と、KOを狙っていくことも明らかにした。

 また、6月に31歳の誕生日を迎えての変化を聞かれると「年を取ったなと(笑)。それは凄いあります。かかりつけの医者に30を超えるとアキレス腱の断裂リスクが何倍にも上がると聞いて年取ったなと思いますし、疲労もそうですけれど。技術練習がメインになったり、20代半ばなら疲労が溜まってもいけるでしょ、ってやっていましたが、最近は技術練習に切り替えようと思うようになりました」と、年齢は感じると苦笑い。

「でも5Rのスタミナは問題ない。実践スパーを2vs.1でやっています。それも2Rやって1Rは別の人とか不規則にやるので、それは精神的に来るんですよね。だから精神的にも鍛えられるし、スタミナ練習はいつもよりハードにやっています」と、スタミナには全く問題はないとした。

「あとは怪我の予防。怪我したら練習できない期間が開いてしまうので、開かないようにと意識しているので万全の状態で試合に挑めていると思いますね」と怪我にも注意しているという。

 最後に志朗は「残り2週間。しっかりKOして、世界王者はこれだけ強いぞってところを見せたい」と意気込みを語った。