ド軍・ロバーツ監督「（50-50は）可能だと思う」大谷翔平 史上初の50本塁打50盗塁が現実的に？

＜2024年8月23日（金）（日本時間24日）MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 タンパベイ・レイズ ＠ドジャー・スタジアム＞

ドジャースの大谷翔平（30）は23日、レイズ戦に「1番・DH」で出場し、5打数2安打1盗塁4打点（打率.292）。

「40本塁打40盗塁」にWリーチをかけた試合で、3回に40盗塁に成功、9回では自身初のサヨナラ満塁本塁打での40号を放って、史上6人目の偉業を史上最速で飾った。同一試合での同時達成も史上初。

3-3の同点、9回裏2死満塁で迎えた大谷の第5打席。45556人の大観衆の大歓声の中、左腕ポシェが投じた初球を捉えた。

35度の角度で夜空に舞い上がった打球はスタンドに飛び込んだ。記念すべき40号本塁打は自身初のサヨナラ満塁弾、満塁本塁打は自身3本目。

ホームインではウォーターシャワーを浴び、鳴り止まぬ場内からの「MVPコール」には手を振り応え、ヒーローインタビューでは今季2度目の氷水シャワーの浴びた。

史上6人目の「40-40」を出場126試合目で達成。2006年にソリアーノ（当時ナショナルズ）が記録した147試合を大幅に上回り史上最速で「40-40」を記録し、同一試合での達成も史上初の快挙。大谷がまたしても歴史にその名を刻んだ。

0-3の3回には内野安打で出塁。捕手が送球を焦りボールを落とすほどの好スタートで二塁盗塁に成功。本塁打より一足先に決めた40盗塁を決めた。

126試合での40盗塁はシーズン50盗塁ペースとなり、本塁打も同様。史上初の「50本塁打50盗塁」への旅が始まった。

ーー 大谷の40盗塁について

ショウヘイは相手投手のことをよく研究しているし、何事にも本当に一生懸命に取り組んでいる。彼はダイナミックな選手になるために足を大事にしとても大切にしている。

見ても分かるとおりスタートがいい。彼は塁を盗むのがとてもうまい。実に効率的だ。シーズン序盤からそうだった。彼と対戦していた頃は盗塁の成功率もよくなかったが、今では最高の成功率を誇るエリート盗塁王だ。そして、打席に入れば明らかにデンジャラス。彼がユニフォームを着ればいつでもそうだ。

彼が地面をしっかりと踏み締めている時はより良い。彼がしっかりと地に足がついていれば、彼はボールを長く見てフィールドの全てを使うことができる。そうなれば球場のどこへでも打つことができる。彼がそうしている時、ジャッジとともに、それ以上に優れている選手を見たことがない。

ーー 40-40について

ストーリーブックだ。40-40を同じ夜に、そして満塁弾で勝利に導いた。だから彼はドラマチックだと知られているんだ。

ーー サヨナラ満弾は想像できたか

ただヒットを打って欲しかった。だから彼がグランドスラムを考えていたかはわからない。ただ試合に勝ちたかった。

ーー フェンスを越えると思ったか

それを望んだ。中堅手のシリは本当にうまい。このまま接戦に持ち込めばチャンスはあると思っていたが十分なチャンスだった。素晴らしい夜を締めくれた。

ーー 大谷のここまでを想像できていたか

おそらくなかった。彼とは対戦していたし彼は良かった。だが、今がベストだ。チャンピオンシップを争うチームでプレーしているからね。

8月、9月、この試合の全てに意味がある。そのために彼はサインしたんだ。より良いパフォーマンスが期待できる。それが今、起こっていることなんだ。

ーー 50－50の可能性は？

可能だと思う。彼がただ試合に出るだけでなく、野球の試合に勝つためにプレーし続けることを願っている。いい打席に立ち、四球が与えられたらそれを選んで欲しい。相手がストライクを投げてくれれば、なんでも可能になる。