【MLB】ドジャース・大谷の「40-40」達成は史上最速 前人未到の「50-50」達成も可能なペースに

AI要約

大谷翔平が史上6人目となる「40-40」を達成した記録について。

シーズン40本塁打と40盗塁を同日に記録するのは史上初めて。

大谷は「50-50」達成も可能な位置にいることを示唆している。

【MLB】ドジャース・大谷の「40-40」達成は史上最速 前人未到の「50-50」達成も可能なペースに

 日本時間8月24日、大谷翔平はレイズ戦に「1番・DH」でスタメン出場し、今季40個目の盗塁に成功。さらに9回裏二死満塁で回ってきた打席で40号サヨナラ満塁弾を放ち、史上6人目となる「40-40」を達成した。シーズン40本塁打と40盗塁を同日に記録するのは史上初めて。また、出場126試合目での「40-40」達成も史上最速記録を大幅に塗り替えた。ドジャースは今季129試合目を終えたところであり、大谷は50本塁打&50盗塁ペース。前人未到の「50-50」達成を狙える位置につけている。

 メジャーの長い歴史上、「40-40」を達成したのは1988年のホセ・カンセコ、1996年のバリー・ボンズ、1998年のアレックス・ロドリゲス、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノ、2023年のロナルド・アクーニャJr.に次いで大谷が6人目。達成のスピードでは、ソリアーノの出場147試合目(チーム148試合目)が史上最多だったが、大谷は出場126試合目(チーム129試合目)で達成し、ソリアーノが持つ史上最速記録を大幅に更新することになった。

 ソリアーノの達成後、16シーズンにわたって達成者がいなかった「40-40」だが、昨季はアクーニャJr.が41本塁打&73盗塁で前人未到の「40-70」を達成し、今季は大谷が「40-40」を達成。昨季から導入されたベースサイズ拡大や牽制球制限の新ルールによって盗塁の難易度が下がっているため、2022年以前の記録との単純比較は適切ではないかもしれないが、それでもアクーニャJr.や大谷の数字が偉大な記録であることに変わりはないだろう。

 大谷はチーム129試合目で40本塁打&40盗塁を記録しており、これはフルシーズンの162試合に換算すると50本塁打&50盗塁ペースとなる。昨季アクーニャJr.が「40-70」を達成したものの、「50-50」を達成した選手は皆無。大谷が前人未到の快挙にどこまで近づけるか、残り33試合の活躍にも注目だ。