【プレビュー】連敗阻止へ。踏ん張りどころの長崎が、リスタートを期す山口を迎え撃つ| Jリーグ

AI要約

明治安田J2リーグ第28節、V・ファーレン長崎とレノファ山口が対戦。両チームとも敗戦を繰り返し、勝点3が重要な一戦となる。

V・ファーレン長崎は急失速し、過密日程の中で2度の敗戦を喫し、守備の立て直しが急務となっている。一方、レノファ山口は昇格争いで混戦模様であり、連敗が許されない状況にある。

酒井宣福の初ゴールなど、両チームにとって重要な勝利が必要な一戦である。

【プレビュー】連敗阻止へ。踏ん張りどころの長崎が、リスタートを期す山口を迎え撃つ| Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J2リーグは8月24日と25日に第28節が開催。トランスコスモススタジアムでは、V・ファーレン長崎とレノファ山口が対戦する。

連敗は許されない一戦となる。3位のV・ファーレン長崎も6位のレノファ山口も前節は大量失点で敗戦。昇格争いに生き残っていくためには、ここで勝点を落とす事態は避けなければならない。両チームとも21日に天皇杯4回戦を戦っており、過密日程の中での対戦となるが、総力を結集させ、勝点3を手繰り寄せるのはどちらのチームだろうか。

ここにきて、長崎が急失速してしまっている。リーグ戦の再開初戦となった第25節・水戸ホーリーホック戦を落とし5カ月ぶりとなる今季2敗目を喫すると、翌節の横浜FCとの上位直接対決はお互いに譲らず勝点1を分け合ったが、前節・モンテディオ山形戦は今季最多の4失点を食らい敗戦。開幕から24試合でわずか1敗だったチームが、この3週間で2度敗れる波乱が起こっている。

さらに、21日に行われた天皇杯4回戦では、苦しい戦いを強いられながらも2度リードを奪う展開にもち込んだが、90+2分に勝ち越したと思ったのも束の間、90+8分と90+10分に連続失点し、敗退を余儀なくされた。

8月に入り失点が増えてしまっている状況を考えれば、守備の立て直しは急務である。堅く守れれば、前線には強烈なタレントがそろっており、実際に今季の武器は堅守速攻である。守備の要であるCB櫛引一紀を中心にいま一度ゴール前の対応を見直し、この試合を迎えたい。

J1昇格プレーオフ圏内の6位に位置する山口であるが、4位のベガルタ仙台とも勝点3差である一方、7位のいわきFCともわずか1ポイント差と混戦模様。1試合の結果で状況が大きく変わるだけに連敗は許されない。

今季はシーズン序盤に一度連敗してしまって以降は、敗れた直後の試合で勝点を積み上げられていることがいまの順位にいる理由でもある。さらに、その唯一の連敗を食らった相手が長崎であれば、なおさら“ダブル”は厳禁。春先からの成長、そして、残り試合で昇格を争う力があることを証明するためにも絶対に勝利が欲しいところである。

7月に加入して以降、現在4試合連続で先発中の酒井宣福には、そろそろ加入後初ゴールの期待が高まる。最前線で体を張る背番号51に待望の一発が飛び出せば、シーズン終盤戦に向け大きな弾みとなるはずである。