「ワタガシ」ペア、2連覇逃しペア解消 渡辺「間違いなく一番成長させてくれたパートナー」 東野「勇大君がいなかったら…」/バドミントン

AI要約

混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組が台湾ペアに敗れ、2連覇を逃す。

長年のパートナーシップを解消する決断を下し、感謝の気持ちを表明。

今後はそれぞれ新たなパートナーと共に、さらなる成功を目指す。

「ワタガシ」ペア、2連覇逃しペア解消 渡辺「間違いなく一番成長させてくれたパートナー」 東野「勇大君がいなかったら…」/バドミントン

バドミントン・ジャパン・オープン第4日(23日、横浜アリーナ)各種目の準々決勝が行われ、五輪2大会連続銅メダルで今大会を最後にペアを解消する混合ダブルスの渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組=BIPROGY=は、台湾ペアにストレート負け。2連覇を逃した。パリ五輪女子ダブルスで銅メダルの志田千陽(27)、松山奈未(26)組=再春館製薬所=も、岩永鈴(25)中西貴映(28)組=BIPROGY=に敗れた。

台湾ペアに主導権を握られ、見せ場を作れなかった。今大会を最後に13年組んだペア解消を宣言し、2連覇を目指した混合ダブルスのワタガシが準々決勝で敗退した。

「間違いなく一番成長させてくれたパートナー。ここまで長い間やってこられて幸せでした」と渡辺。東野も「勇大君がいなかったらここまでこられなかったと思う」と互いをねぎらった。

試合は終始相手ペース。ワタガシの動きは固く、9-21と今大会初めてゲームを失った。第2ゲームも相手の速い動きについていけず、ミスも目立ってストレート負け。握手をすると、互いに「ごめんね」。最後の試合はほんの少し、心残りの内容となった。

福島・富岡一中時代に出会い、2021年東京五輪で3位となった後、パリ五輪を集大成と決めていた。2大会連続銅メダルの快挙を遂げ、渡辺は別の選手と混合ダブルスに、東野は女子ダブルスで28年ロス五輪を目指す。

「それぞれの道を応援してくれたら」と東野。日本の混合ダブルスの草分け的存在。今後は新しいペアで、さらなる栄光をつかみに行く。(角かずみ)