新婚の妻がキャディー「気負わず、伸び伸びと」 池村寛世が9位から逆転の3勝目狙う スコア伸ばし7アンダー【KBCオーガスタ】

AI要約

池村寛世は、6位から出発し、好位置で首位と4打差をつける。

琴音さんとの結婚を報告し、猛暑対策もバッチリで心地よいプレーを続ける。

今大会での挑戦に期待が高まり、逆転優勝を目指して意気込む池村寛世。

新婚の妻がキャディー「気負わず、伸び伸びと」 池村寛世が9位から逆転の3勝目狙う スコア伸ばし7アンダー【KBCオーガスタ】

 ◆男子ゴルフ「Sansan・KBCオーガスタ」第2日(23日・福岡県芥屋GC=7274ヤード、パー72)、賞金総額1億円、優勝賞金2千万円、出場139選手=アマ6、曇り、気温33・9度、西南西の風2・1メートル

 6位からスタートした池村寛世(鹿児島県出身)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダーの137で9位タイと順位は落としたものの、首位と4打差の好位置につけている。出だしの10番(パー4)で4メートル近い上りのフックラインを沈めてバーディーを奪うと、スコアを伸ばして第2ラウンドを終了。「ショットはまあまあ良いし、状態も悪くない」と、逆転優勝が懸かる24日からの決勝ラウンドを見据えた。

 中学時代の同級生でキャディーの琴音さん(旧姓坂口)と5月に結婚し、今大会も2人で回る。福岡のファンから「おめでとう」との声援を受け「結婚しても何も変わらないけど、うれしいです」と顔をほころばせた。

 会場近くのホームセンターで急きょ購入したクーラーボックスに凍らせた飲料を詰め込んで電動カートに載せた。「初日は後半の3ホールぐらいで飲み物がなくなってめちゃくちゃしんどかった」との反省から、猛暑対策もバッチリだ。

 今大会は2022年の4位が最高で、昨年は35位。初出場した15年には3日目まで2位につけたこともある。「(会場の芥屋GCは)パー5のロングホールが四つもあってビッグスコアが出やすい。気負い過ぎず、伸び伸びとやっていければ」。逆転で2年ぶりとなるツアー3勝目を挙げて、新妻と祝福を受けるつもりだ。(山崎清文)