夏の甲子園、3日間の休養日は応援団にも好影響 体調管理や観光、練習… それぞれの過ごし方は

AI要約

全国高校野球選手権決勝戦における休養日が選手や応援団に影響を与えている。

休養日の設定経緯や構成について説明されている。

関東第一の応援団が休養日を利用している様子や生徒たちの過ごし方が紹介されている。

夏の甲子園、3日間の休養日は応援団にも好影響 体調管理や観光、練習… それぞれの過ごし方は

◇23日 全国高校野球選手権決勝 関東第一(東東京)―京都国際(京都)=甲子園

 3日用意されている「休養日」が選手だけでなく応援団にも影響を及ぼしている。

 今大会では休養日が3回戦、準々決勝、準決勝の翌日に計3日設けられた。2013年に暑さ対策や選手の疲労軽減を目的に準々決勝の翌日に初めて休養日が設けられ、19年に準決勝の翌日に、21年に3回戦の翌日にも追加され、現行の形となった。これにより連戦を回避できる日程となった。

 関東第一の応援団は希望する生徒は準々決勝から京都に宿泊しているという。事前に決まった金額を生徒から徴収し、勝ち上がって延泊となっても追加徴収はない。休養日をはさむことで学校の負担は大きくなるが、近藤修一郎教頭は「生徒の負担は必要な金額の8分の1ほどで、あとは学校の負担。一世一代の大会なのでけちらず、休養日に体調管理をしてもらって万全の状態で応援してほしい」と話す。

 休養日の過ごし方は生徒に一任しており、1人で行動しないよう指導しているものの、基本的には自由という。準々決勝から宿泊して応援に駆けつけている1年の女子生徒は休養日に清水寺を観光したといい、「浴衣を着て歩いて、楽しかった」と笑う。

 一方で吹奏楽部の生徒は8月30日のコンサートに向けて休養日も練習をしたとのこと。3年の女子生徒は「自分たちの疲労はどうでもいい。毎日朝早く起きて疲れているけど野球部のためにがんばる」と熱く語った。

 それぞれの形で効果的に休養日を過ごしたようだ。