【巨人】痛恨逆転負けで首位攻防戦負け越し... 延長10回ケラーが矢野にV打献上 戸郷は3戦連続完封目前に同点許す 広島と2ゲーム差に

AI要約

巨人は広島との試合で延長10回に逆転負けを喫し、負け越しとなった。

戸郷は好投を見せたものの、小園に適時打を浴びて同点にされた。

試合は坂本と門脇の連打で先制するも、浅野の打点が最後まで続かず、サヨナラのチャンスを逃した。

【巨人】痛恨逆転負けで首位攻防戦負け越し... 延長10回ケラーが矢野にV打献上 戸郷は3戦連続完封目前に同点許す 広島と2ゲーム差に

■プロ野球 巨人 1-2 広島 延長10回(22日 東京ドーム)

2位・巨人は首位・広島との首位攻防戦に痛恨の逆転負けで1勝2敗の負け越し。58勝48敗6分の貯金10となりゲーム差を2に広げられた。

1-1の同点で迎えた延長10回に、3番手・ケラーが1死から菊池に四球を与えると、代打・秋山に二塁打で二、三塁とピンチを招くと、矢野にレフトへ勝ち越し適時打を浴び力尽きた。

試合は0-0で迎えた6回に坂本、門脇が連打で好機を作ると、8番・浅野の3試合連続打点となる右前適時打で1-0と先制。投げては戸郷が8回までスコアボードに0を並べ、9回も続投するも小園に適時打を浴び同点に。戸郷はここでマウンドを降りると、後続は大勢が抑え、勝ち越しは許さなかった。

中7日の戸郷は今季21度目の登板、ここまで9勝6敗、リーグ7位・防御率2.15。前回の8月14日・阪神戦(東京ドーム)は9回を126球、7安打、無四死球、8奪三振の無失点で2試合連続で完封勝利。今季の広島戦は6度、1勝1敗、防御率1.91。

立ち上がりは野間、矢野、小園を打ち取り三者凡退。

スタメンは1番センター・丸、2番セカンド・吉川、3番レフト・モンテス、4番ファースト・岡本和、5番キャッチャー・大城卓、6番サード・坂本、7番ショート・門脇、8番ライト・浅野、9番ピッチャー・戸郷のオーダーを組んだ。

広島先発のアドゥワは、6日に完封勝利を献上した天敵。初回は先頭の丸が左前安打を放つと、吉川が犠打で1死二塁。しかしモンテスの強烈な三ゴロを小園に好捕されると、二走・丸が挟殺プレーでアウトになり好機を逃す。

さらに2回には先頭の大城卓が四球、坂本が中前安打を放つと、1死となるも浅野が中前安打を放ち満塁。しかし戸郷が初球に手を出すと三ゴロホームダブルプレーとなり先制できず。

3回には2死から、モンテスが中前安打、岡本和は詰まりながらも中前安打を放ち一、三塁。だが5番・大城卓はボテボテの投ゴロに倒れ2者残塁。

一方、戸郷は3回まで広島打線をノーヒットに抑えると、4回には先頭の矢野に初安打を浴びるも、小園を中飛、末包を遊ゴロ併殺打に退ける。

直後の4回には先頭の坂本、続く門脇の連打で無死一、二塁とするも後続が続かず。これで4イニング連続得点圏で無得点に。

戸郷は5回に堂林に二遊間への内野安打を浴びるも、7番・中村奨を空振り三振に斬るなど後続を打ち取る。さらに6回も三者凡退と投手戦が続く。

すると6回1死から坂本が中前安打を放ち、今季6度目、通算190度目(歴代3位、2位は川上哲治の194度)の猛打賞。続く門脇も中前安打で得点圏に走者を進めると、浅野が右前適時打を放ち1-0と均衡を破る。浅野はこれで首位攻防3連戦3試合連続打点となった。

戸郷は7回に2死から三遊間へ内野安打を浴びるも、堂林を空振り三振で無失点。8回はわずか7球で三者凡退に抑えここまで105球。

9回もマウンドに上がるが、先頭の野間に左前安打を浴びると、犠打で1死二塁。さらに3番・小園に中前適時打を浴び1-1の同点に。ここで戸郷は降板し、2番手・大勢に交代。後続を退け勝ち越しは許さない好リリーフをみせた。

9回裏は丸の四球と、オコエの左前安打で2死一、三塁の絶好機も岡本和が三ゴロに倒れサヨナラ勝利とはならなかった。