【フェンシング】尾崎世梨が帰国後初の地元北海道に凱旋 ロス五輪での個人戦出場と団体金誓う

AI要約

尾崎世梨が北海道に凱旋し、パリオリンピックで銅メダルを獲得した喜びを語った。

苦労や緊張の中での試合や帰国後のスケジュールが明らかにされた。

尾崎世梨は今後の目標としてロサンゼルスオリンピックでの出場と団体金メダル獲得を誓った。

【フェンシング】尾崎世梨が帰国後初の地元北海道に凱旋 ロス五輪での個人戦出場と団体金誓う

 パリオリンピック(五輪)フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した尾崎世梨(21=法大-札幌大谷中)が22日、帰国後初めて北海道に凱旋(がいせん)した。早朝に鹿児島を出発、成田を経由し、新千歳空港に到着。4年後のロサンゼル五輪での個人戦出場と団体金メダルの獲得を誓った。

 メダルを胸に下げ、到着口に顔を見せた。「地元の北海道にメダルを持ち帰ることができて、お世話になった方に、お礼の気持ちをメダルを見せて報告ができます」と表情を緩ませた。

 周囲が激変した。パリにはリザーブとして同行。出場できるかわからないまま、練習場までタクシーで30分かかる選手村から離れた宿舎で生活した。ようやく回ってきた出番は3位決定戦。世界ランク1位のフランス代表の3選手と互角以上に戦い、勝利に貢献した。9月2日に北海道から東京に戻る予定だったが、テレビ番組出演のために30日に変更されるなど、息つく暇もなくなった。

 それでも「知名度も低くて、注目されなかったので、忙しいことがありがたい」。23、24日は札幌でテレビ出演、27日に札幌市特別表彰を受ける。「次は個人戦に出場したいですし、団体では金メダルを取りたい」。4年後の大目標を実現するまで、目まぐるしい日々が続く。【中島洋尚】