【新潟2歳S】ジョリーレーヌ、Wコースで3頭併せラスト11秒5 馬なりでパワフルに鋭伸
新潟2歳Sの追い切りが行われ、ジョリーレーヌが力強く調教評価『S』を獲得。石川裕紀人騎手もデビュー2連勝で好感触を示す。
ジョリーレーヌは美浦で軽快な伸び脚を見せ、良好な動きを披露。調教評価は最高の『S』となった。
石川騎手は結婚＆JRA通算300勝を達成し、ジョリーレーヌに期待を寄せつつ、真夏のヒロインに名乗りを上げる決意を示す。
新潟2歳Sの追い切りが21日、東西のトレセンで行われた。美浦では東京マイルの初戦を快勝したジョリーレーヌが、Wコース3頭併せで力強く伸びて調教評価『S』。先週、結婚＆JRA通算300勝とダブルの喜びに包まれた石川裕紀人騎手（28）＝美・相沢＝も、デビュー2連勝での重賞取りへ好感触を伝えた。
◇
秋の訪れを感じさせる爽やかな風が吹く美浦で、ジョリーレーヌが軽快な伸び脚を見せた。2週連続で追い切りにまたがった石川騎手は、明るく手応えを伝えた。
「挟まれる形でどれぐらい（ハミを）かむか確認しましたが、ものすごくはみ出る感じではなく、いい動きでした」
Wコース3頭併せの真ん中に入る形でもエキサイトすることなく直線に向き、馬なりのまま力強く鋭伸。6ハロン84秒3－11秒5をマークし、内ヒラボクヒーロー（未勝利）に併入し、外シンデレラタイム（未勝利）に半馬身先着した。8日に同80秒4―11秒3、15日に81秒6－11秒3と好時計を連発しており、調教評価は最高の『S』だ。
初戦はノーステッキで外から抜け出し、1馬身差の快勝。鞍上は「初めての競馬で装鞍所からスイッチが入っていましたが、返し馬から丁寧にいったぶん、最後ははじけました」と好発進を振り返る。
石川騎手は18日にJRA通算300勝を達成し、同時に14日に結婚したことを発表したばかり。「いい結果を出せるように、より一層頑張っていきたいです」と意気込む28歳とともに、ジョリーレーヌが真夏のヒロインに名乗りを上げる。（山口遥暉）
