【ヤクルト】先発サイスニードが4回6失点で6敗目「うれしくはないですね」

AI要約

ヤクルト・サイスニード投手が6敗目を喫し、先発投手陣のピリッとしない状況が続いている。

高津監督は前夜の反省を踏まえ、先発投手陣に立ち上がりの修正を促していたが、サイスニードも序盤から苦しい投球を強いられる展開となった。

チームは連続して初回に3点を失う試合が続いており、高津監督は次回以降の試合で先発投手陣が試合を作ることを期待している。

【ヤクルト】先発サイスニードが4回6失点で6敗目「うれしくはないですね」

<阪神10-4ヤクルト>◇21日◇京セラドーム大阪

 阪神とのカード2戦目を託されたヤクルト・サイスニード投手(31)が6敗目を喫した。4回67球を投げ11安打6失点と大炎上。初回に適時打と2ランを浴び、さらに2回には1死二塁から4連打で計6失点。初戦を託された吉村と同じく初回に3点を奪われる展開に、ベンチで見守った高津臣吾監督(55)の表情にも悲愴(ひそう)感がにじんだ。

 それも無理もない。前夜の反省は何だったのか。7回途中4失点で7敗目を喫した吉村貢司郎投手(26)の立ち上がりについて、高津監督は「初回の3失点というのは非常にこう重くなりますね」と嘆いていた。「先発が何試合も続けてすぐ3点も4点も奪われ、追いかけないといけないゲーム展開」に業を煮やし、先発投手陣へ立ち上がりの修正を促したばかりだった。

 そんな指揮官の思いとは裏腹に、一夜明けた試合でもサイスニードが打ち込まれ序盤から劣勢を強いられた。苦しい投球を強いられ、31歳右腕は「うれしくはないですね。自分の投球のデータも見ていないので、これから帰って分析したいです」と言って球場を後にした。

 先発投手陣がどうもピリッとしない。18日の広島戦に先発した石川雅規投手(44)、20日の阪神戦に先発した吉村、そしてこの日のサイスニードと3試合連続で初回に3点を与える状況が続いている。「人間がやることなのでミスもあるでしょうけど」と高津監督は気遣いつつも、次こそ試合を作るよう先発陣に願った。