聖地は「楽しいけれど…」 竹田麗央が“未知”の強風に警戒MAX

AI要約

竹田麗央が全英オープンに向けて準備を進めている。今年3つのメジャー大会で堂々たるプレーを見せ、セント・アンドリュース・オールドコースでの挑戦に意気込む。

強風や難しいコース条件に対し、竹田は慎重な警戒を示す。練習ではコントロールショットを重点的に取り組み、様々なアプローチを練習している。

竹田は入念な準備と意気込みを持ち、21歳でありながら世界ランキング1位を誇る実力を全英オープンでも発揮したいとしている。

聖地は「楽しいけれど…」 竹田麗央が“未知”の強風に警戒MAX

<AIG女子オープン 事前情報◇20日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

メルセデス・ランキング上位者の資格で出場する竹田麗央。日曜日からコースに入りメジャー最終戦へ気合が入る。

今年は5月「全米女子オープン」、6月「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、7月「アムンディ エビアン選手権」と3つのメジャーに出場。いずれも決勝進出を果たし、全米では9位と世界ランカーが集まるフィールドで堂々たるプレーを見せた。

そして迎える全英は、2013年以来となるセント・アンドリュース・オールドコースが舞台。名物『スウィルカン・ブリッジ』での記念撮影もばっちり行い、「タイガー・ウッズもあの橋を渡ったんだなぁ…」と感慨深そうに雰囲気をかみしめている。

ただ、“聖地”を堪能する余裕はなく「楽しいけれど、経験したことがないほど風が強かったりするので、難しい」と、連日吹き荒れる強風には早速、洗礼を受けた。「インコースの方が難しいのでボギーにならないように回りたい」と警戒感を強めた。

国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」を6位で終えてからは、「コントロールショットを練習した」と全英に向けての調整を進めてきた。その極意は「フォローでフィニッシュまで取らずに、ちょっと低めで、高さも抑えた8割くらいの距離で打つ感じ」。さらに練習ラウンドでは「アプローチだけに限らず、パターとかも使えそう」と、様々なバリュエーションで寄せの練習を行った。

全英でも竹田らしいおとなしめな姿が見られたが、その入念な準備には相当な意気込みが感じられる。今季は海外でもその実力を遺憾なく発揮している、ランキング1位を快走する21歳。メジャー最終戦でもその勢いを見せつけたい。(文・齊藤啓介)