ギュンドアンのマンC復帰が間近に迫る…バルサ退団は“100%”、残すは本人の最終確認のみ?

AI要約

マンチェスター・シティ復帰が近づいている元バルセロナMFイルカイ・ギュンドアン。バルセロナでの序列変化やフリック監督との話し合いの結果、退団が決定。マンチェスター・C時代の功績や再びグアルディオラ監督の元でプレーする可能性も高まっている。

バルセロナのサラリーキャップ問題解決などを推進するためにも、ギュンドアンの契約解除が重要。マンチェスター・シティでの活躍やマンチェスター行きに向けた進展に期待が高まる。

マンチェスター・シティ復帰は時間の問題となりつつある。7シーズンでの活躍や待ち望まれた新戦力として再びチームに迎え入れられる運びとなるかもしれない。

ギュンドアンのマンC復帰が間近に迫る…バルサ退団は“100%”、残すは本人の最終確認のみ?

 バルセロナに所属する元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンのマンチェスター・シティ復帰が、刻一刻と近づいているようだ。複数のメディアが一斉に報じている。

 昨年夏、7年間を過ごしたマンチェスター・Cに別れを告げ、フリートランスファーでバルセロナへ加入したギュンドアン。契約期間は2025年6月30日までの2年間で、契1年間の延長オプションも含まれていることが明かされていた。昨季はバルセロナで主軸として活躍し、全公式戦53試合のうち、ラ・リーガ2試合(うち1試合は累積警告による出場停止)を除く51試合のピッチに立ち、5ゴール14アシストを記録していた。

 だが、今夏に就任したハンジ・フリック新監督のもとでは、序列に若干の変化があった模様だ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』によると、フリック監督は、かつてドイツ代表でも共に戦ったギュンドアンを戦力としてカウントしつつも、トップ下の“ファーストチョイス”とはみなしていないという。このような状況のなか、フリック監督とギュンドアンは話し合いを重ね、わずか1年間でバルセロナからの退団を決めた模様だ。

 そして、スペインメディア『カデナ・セール』などが報じたところによると、ギュンドアンの新天地は古巣のマンチェスター・シティになる可能性が高いようだ。フリック監督との話し合いの後、ギュンドアンはかつての“恩師”であるジョセップ・グアルディオラ監督に電話をかけ、マンチェスター・シティに戻ることができるか否かを尋ねたと報じられた。昨夏の退団時にも、ギュンドアンとの契約延長を望んでいたグアルディオラ監督にとって、この“復帰要請”は喜ばしいもので、チームに迎え入れる準備ができていることを伝えたとのことだ。

 このような状況のなか、数時間でギュンドアンの復帰に向けて進展があった模様だ。イギリスメディア『スカイスポーツ』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、ギュンドアンのバルセロナ退団が“100%”の決定事項になったと報道。既にギュンドアンの代理人はマンチェスター入りしており、クラブと契約の詳細を詰めている段階だという。残すはギュンドアンの“最終確認”のみで、本人の意思が固まり次第、マンチェスター・シティ復帰へ“青信号”が灯ると見られている。

 なお、現在バルセロナはラ・リーガが独自に定めるサラリーキャップの問題により、ライプツィヒから獲得したスペイン代表MFダニ・オルモを登録できない状況が続いている。『ムンド・デポルティーボ』によると、給与総額のうち2000万ユーロ(約32億円)を削減する必要があるという。ギュンドアンとの契約解除はオルモの登録に向けた“第一歩”になると伝えられており、その他の戦力の売却、もしくは退団を進めることで、ようやくオルモの補強が“完了”するようだ。

 現在33歳のギュンドアンはドルトムントで欧州トップクラスの中盤へと成長を遂げ、2016年夏にマンチェスター・シティの新指揮官に就任したグアルディオラ監督にとって、待望の新戦力としてチームに迎え入れられた。初年度は右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガに泣かされて出場機会を伸ばせなかったものの、復帰後は欠かせない中盤の1人に君臨。卓越した技術や3列目からの飛び出し、何よりも高いサッカーIQを武器に活躍を続けた。在籍最終年度の2022-23シーズンはキャプテンを務め、公式戦51試合出場11ゴール7アシストを記録。プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の“トレブル”達成に大きく貢献した。マンチェスター・シティでは7シーズンで公式戦通算304試合出場60得点40アシストを記録し、通算14ものタイトル獲得を経験している。

 ギュンドアンのマンチェスター・シティ復帰決定は、もはや時間の問題なのかもしれない。