「違う文化の中で、お互いの良さを共有」在留ブラジル人と住みやすい社会考える【グランパスU―18】

AI要約

名古屋グランパスは、外国にルーツを持つ人と共に住みやすい社会を考えるSDGsアカデミーを開催した。

今年は在留ブラジル人との課題解決を取り組み、愛知県の豊田市に在住するブラジル人を対象に活動を行った。

違う文化の中で学び合い、スポーツ選手としての影響力や責務について考える機会も設けられた。

 名古屋グランパスは20日、外国にルーツを持つ人とともに、より住みやすい社会を考える「名古屋グランパスSDGsアカデミー」を、U―18の高校2、3年を対象に、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで開いた。今冬までに、方策を出し合い、実行に移す。

 3年目の取り組みで、今年は主に在留ブラジル人とともに、課題解決を考える。愛知県は東京都に次いで在留外国人が多く、ブラジル人が最多。クラブがホームタウンとする同県豊田市には、ブラジル人が多く住む集合住宅もある。

 言語が壁となり、思うように活躍するチャンスを得られないさまを体験し、どうすれば互いに理解が進むか意見を出し合った。また、神奈川大サッカー部が実践する地域貢献活動を学び、スポーツ選手が背負う影響力や責務を考えた。

 主将のDF青木正宗は「違う文化の中で、お互いの良さを共有できれば、さらなる学びになる。自分たちがサッカーをすることによって、周りにどういう影響を及ぼせるのかや、自分たちがどういう見られ方をしているのかまで深掘りして考えていけば、プレーにも絶対プラスに関わってくる」と語った。