去就を巡りクラブと真っ向から対立…“粛清”されたラス・パルマス正GKの吐露「できるだけ早く解決策を見つけたい」

AI要約

昨シーズン、ラス・パルマスで活躍したGKアルバロ・バジェスが複数クラブからのオファーを断固拒否し、困難な立場に置かれている。

バジェスは現在、プレー禁止処分を受けている状況だが、会長との関係については良好であり、解決策を見つけてお互いにとって良い結末を迎えたいと考えている。

古巣であるベティスへの復帰が浮上しているが、具体的な決断は未定であり、移籍市場も終了が近づいている中で、彼の去就に注目が集まっている。

去就を巡りクラブと真っ向から対立…“粛清”されたラス・パルマス正GKの吐露「できるだけ早く解決策を見つけたい」

 ラス・パルマスに所属するGKアルバロ・バジェスが、自身の去就について語った。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 スペイン代表候補の正守護神が、ピッチから“粛清”された。昇格1年目の昨シーズンはスペクタルなフットボールで観客を魅了するとともに、最後は失速したものの、一時は欧州大会出場権争いにも絡んだラス・パルマス。そんなチームを最後尾から支えたGKアルバロ・バジェスには、現行契約満了まで1年を切る今夏に複数クラブからオファーが届いた。が、選手本人がベティス行きを望んだのに対して、クラブ側は満足たるオファーではなかったことを理由に拒否。これにより両者が真っ向から対立し始めると、今度はラス・パルマスが受け入れたマルセイユからのオファーに、選手側が“ノー”を突き付けた。そして先日、ミゲル・アンヘル・ラミレス会長が「彼は今シーズン、スタンドにいるただのファンに過ぎないだろう」と発言するに至ったのだ。

 事実上のプレー禁止処分が下ったバジェス。もはや修復困難な事態に陥っているようにも思えるが、同選手は「会長とは長い付き合いで、とても良い関係だ」と強調。続けて「結局のところ、彼が自分とクラブの利益を守ってくれることを知っている。僕はトレーニングをし、ひとりのプロフェッショナルとしてそこにいるつもり。この先に起こることが、お互いにとって良いことになることを願っているよ」と心境を明かした。

 また、今夏の移籍市場も閉幕が近づいてきた中で、育成時代を過ごした“古巣”ベティスに復帰する可能性については「代理人とは毎日のように話をしている。今言えることは、できるだけ早く解決策を見つけて、みんなが落ち着いて幸せになれるようにしたいということ」としつつ、「ベティスが僕のホームであることを誰もが知っているだろう。ただ、それが実現するかはわからない」と口にするのにとどめている。

 昨シーズンにブレイクした選手として挙げられる同選手だが、今夏にどのような解決策を見つけ出すのだろうか。バジェスの去就に注目が集まっている。