約3カ月半ぶり復帰のJ1福岡前嶋洋太「思っていたよりはできた」サポーターの拍手に感謝しきり

AI要約

J1アビスパ福岡の前嶋洋太(27)が約3カ月半ぶりの復帰を果たし、自身の手応えやファンのサポートに感謝を示した。

チームは新潟戦で敗れ、前嶋も緊張感の中でのプレーに満足できなかったが、成長意欲を示す。

次節のG大阪戦に向けて、喜びを感じながら初勝利を目指す前嶋の姿勢が明らかになった。

約3カ月半ぶり復帰のJ1福岡前嶋洋太「思っていたよりはできた」サポーターの拍手に感謝しきり

 J1アビスパ福岡の前嶋洋太(27)が約3カ月半ぶりに復帰した17日のホーム新潟戦を振り返り「自分が思っていたよりはできた」と手応えをにじませた。

 前嶋は5月3日のG大阪戦で右肩を負傷、右肩甲骨の骨折と右肩の脱臼で全治4カ月と診断されたが、想定より早い復帰となった。新潟戦は0―0の後半開始に井上聖也と代わり、4バックの左サイドバックで出場。右肩を含めたコンディションに不安なく、45分間プレーした。

 「チームのために自分のできることをやろうという風に入ったので、復帰戦とはあまり感じなかった」と平常心だった前嶋だが、試合前に選手紹介のアナウンスで最も大きな拍手が起きたことには「本当にありがたいな、と。ファン、サポーターの皆さんのためにも頑張らなきゃという気持ちにさせてくれた」と感謝した。

 チームは後半4分に失点して敗れ、6戦勝ちなし。前嶋は「チーム一丸となってやることが大事で、自分たちから崩れることが一番もったいない」と結束の必要性を唱える。自身も「全体的に緊張感の中での技術に満足できなかった。練習でこだわることでしか改善されていかないので、より成長していけるように意識したい」と向上心をむき出しにした。

 次節24日はアウェーのパナソニックスタジアム吹田でG大阪と戦う。「サポーターが近く、声もこだまするので選手間の声も全然聞こえなくなる。選手としてああいうところで試合できるのはすごく幸せなことだと思うので、楽しみながら勝ちたい」とプレーできる喜びをかみしめながら復帰後初勝利を目指すつもりだ。