【新潟】小島亨介ステンドグラスのような多彩輝きで「攻撃バリエーション見せ隙を」初連勝誓う
アルビレックス新潟はアビスパ福岡との対戦を前に、GK小島亨介が連勝と攻守のバランスを誓う。
小島は効果的な守備と多彩な攻撃を目指し、福岡を揺さぶる意気込みを示す。
新潟はDF橋本健人の新加入や攻守のバランスを強化し、福岡戦に臨む。
アルビレックス新潟は17日、アウェーでアビスパ福岡と対戦する。先発出場が濃厚なGK小島亨介（27）は試合前日の16日、移動便への搭乗前に、新潟空港で取材対応。世界文化遺産に登録されることが決定した佐渡島の金山や、観光資源である鬼太鼓（おんでこ）が描かれたステンドグラスの前で「これまで連勝のチャンスを自分たちで逃して来た。守備で隙を作らず、攻撃では固い守備を崩して勝ちたい」と2試合連続完封での今季初連勝を誓った。
安定したセーブと、足元の技術を生かした攻撃性が光る日本代表経験者。リーグ3位タイの25失点と堅守を誇る福岡を揺さぶるイメージは出来ている。「単発にならないように。攻撃のバリエーションを見せて相手の隙を突きたい」。光りによって異なる表情を見せるステンドグラスのように、ビルドアップの起点となって多彩な攻撃を輝かせるつもりだ。
前節12日は京都を2－0で下した。攻撃陣は効率よく複数得点し、ピンチは小島が鬼気迫る好セーブで無失点に抑えた。「守備は味方同士のチャレンジ＆カバーや、最後、体を張る部分は良かった。継続できればいい」。
ホームでの前回対戦（5月25日）は直接FKと、インスイングの左クロスがそのままゴールに吸い込まれて1－2で敗れた。リベンジマッチに向け「体もメンタルでもいい準備がしたい」と気合十分だ。9得点を挙げているFWシャハブ・ザヘディ（28）は警戒すべき選手の1人となるが、「クロス対応も多くなると思うので守備範囲を広げていく。チームに落ち着きを与えられるように。攻守でチャレンジしたい」と敵地へ向けて乗り込んだ。【小林忠】
○…7月30日にJ2徳島ヴォルティスから完全移籍で加入し、8月1日からチームに合流していたDF橋本健人（24）が福岡戦の遠征メンバー入りした。新潟デビューの可能性が浮上。鋭い突破と正確な左足キックが持ち味のサイドバック。同じ左DFの堀米悠斗（29）も同行し、松橋力蔵監督（55）の起用法にも注目が集まる。
