神村学園、猛打で2年連続2度目の4強入り 大社は107年ぶりの準決勝進出に一歩及ばず【甲子園】

AI要約

神村学園が猛打で大社を圧倒し、2年連続2度目の4強入りを果たした。

神村学園は、同点の7回に4得点を挙げ、試合の主導権を握った。

32年ぶり出場の大社は、強力打線を前に力尽き、107年ぶりの準決勝まであと一歩だった。

神村学園、猛打で2年連続2度目の4強入り 大社は107年ぶりの準決勝進出に一歩及ばず【甲子園】

◇19日 全国高校野球選手権準々決勝 神村学園(鹿児島)8―2大社(島根)=甲子園

 神村学園が猛打で大社を圧倒し、2年連続2度目の4強入りを決めた。21日の準決勝は関東第一(東東京)と対戦する。

 神村学園は、紫色に染まった一塁側の大社応援団の大歓声をはね返した。同点の7回、1死一、二塁から正林の左前適時打で勝ち越すと、この回に4得点。拮抗(きっこう)していた試合の主導権を完全に握った。投手陣は1回に先制を許したものの、今村、早瀬の2投手で2失点と踏ん張った。

 32年ぶり出場の大社は、強力打線を前に力尽きた。1回戦で今春のセンバツ準優勝校・報徳学園(兵庫)を破ると、2回戦は創成館(長崎)、3回戦は早実(西東京)と2戦連続で延長タイブレークを劇勝して93年ぶりに8強入りを果たした。神村学園戦では4回無死一、二塁で、3回戦まで3完投していたエース馬庭優太投手(3年)が登板したが、抑えきれず。107年ぶりの準決勝まであと一歩だったが、今夏で100周年の甲子園球場の歴史に残る戦いぶりだった。