2番ホールでクラブが「15本」に気づいた どんな処置が正解?/ルールQ&A

AI要約

キャディバッグに15本のクラブを入れたままラウンドを開始すると、超過クラブの処分を受けることになる。

ラウンド前に気付いた場合は除外告知を行い、2罰打を受けてプレーを続けることができる。

クラブの超過は最大で1ラウンド4罰打までで、その後は失格となるため注意が必要。

2番ホールでクラブが「15本」に気づいた どんな処置が正解?/ルールQ&A

スタートホールを何とかボギーでしのいだが、2番ホールでパターが2本あることに気づいた。数えるとクラブが15本。まだプレー前だが、この後どうすればいい? 罰打は?

■1

ラウンドで使えるクラブ本数に制限はない。無罰。

■2

ラウンドで使えるクラブ本数は14本まで。超過クラブ1本につき2罰打を受け、2番ホールスタート前なので2罰打。

■3

ラウンドで使えるクラブ本数は14本まで。超過クラブ1本につき2罰打を受け、2番ホールにいるので2ホール合計4罰打。

【解説】

キャディバッグに入れられるクラブ本数は14本まで(規則4.1b)。練習用のパターなどをうっかりバッグに入れて15本のクラブを持ってスタートすると、超過クラブ1本につき2罰打を受けます。

このケースでは2番ホールでまだプレーする前なので超過クラブの「除外告知」をしたうえで、終了した1番ホールのみ2罰打を受け、2番ホールをプレーします。超過クラブは1ラウンド4罰打が最大で、たとえば5番ホールで気づいたときは、1番と2番ホールの各スコアに2罰打を加えます(規則4.1b、4.1c)。 

◇◇◇◇

ティオフ(スタート)前に気づいたときは、同組メンバーに超過クラブの「除外告知」をすれば罰はありません。一度「除外告知」をしたクラブを使うと失格になるので(規則4.1c)、クラブを逆さにしてバッグに入れておくとよいでしょう。(ルール解説&イラスト/小山混)

<ゴルフ規則>(抜粋)

*規則4.1b

(1) 14本のクラブの制限。プレーヤーは次のことをしてはならない:

・14本を超えるクラブを持ってスタートすること

・ラウンド中に14本を超えるクラブを持つこと

プレーヤーが14本を超えるクラブを持っていてこの規則に違反したことに気づいた場合、そのプレーヤーは、規則4.1cの手続きによって他のストロークを行う前にその超過クラブをプレーから除外しなければならない。一度除外したクラブを使用すると失格となる。