松山英樹が今季2勝目、通算10勝目 プレーオフシリーズ日本勢初V
松山英樹がプレーオフ第1戦で今季2勝目、通算10勝目を挙げる
プレーオフシリーズでの日本人初優勝、年間ポイントランク3位に浮上
ツアー選手権で年間王者が決定、ボーナス獲得の舞台の構造など解説
◆米男子ゴルフ プレーオフ第1戦 フェデックス・セントジュード選手権 最終日(18日、米テネシー州メンフィス・TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70)
単独首位から出たパリ五輪銅メダルの松山英樹(LEXUS)が、2月のジェネシス招待以来となる今季2勝目、通算10勝目を挙げた。プレーオフシリーズでの日本勢の優勝は初。年間ポイントランクは8位から3位に浮上した。
後続を5打リードして迎えた後半に急失速。12番からの4ホールで4つスコアを落とし、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)に1打差の2位に後退した。ザンダー・シャウフェレ(米国)とホブランの3人が15アンダーで並んで迎えた17番で、松山は8メートルのバーディーパットをねじ込み右拳を握った。終盤に勝負強さを発揮し、歓喜の瞬間を迎えた。
◆プレーオフシリーズ 2007年に始まった制度。試合ごとの順位を換算した年間ポイントランク上位70人が第1戦、2戦目のBMW選手権は50人、最終戦のツアー選手権は30人と出場選手数が制限される。今大会とBMW選手権は優勝で2000点など通常大会の4倍のポイントが与えられる。最終戦はポイント1位は10アンダー、2位は8アンダーからスタートするハンディキャップ方式戦。ツアー選手権を制した選手が年間王者となり、2500万ドル(約37億円)のボーナスを獲得する。