【バスケ】新潟開催の全中で地元・新潟清心女子中の目標ベスト4「ここにかけてきた」若槻悉主将

AI要約

新潟県内で開催される全国中学校バスケットボール大会に、男子本丸中と女子新潟清心女子が出場する。男子は走力と高さを武器に全国制覇を狙い、女子はベスト4入りを目指す。

女子チームは県大会4連覇、男子は08年に初優勝しており、両チームとも実力を持つ選手が揃っている。

チームは準備を重ね、全力で挑戦する姿勢を示している。晴れ舞台で力を発揮し、目標達成を目指す。

 新潟県内で開催される全国中学校バスケットボール大会(22~24日、アオーレ長岡ほか)に、地元新潟から男子は本丸中が2大会連続で出場する。同じく県内開催だった08年は、パリ五輪男子日本代表主将の富樫勇樹(31=B1千葉J)を擁し初優勝した。就任2年目の澁木政義監督(45)の下、走力と高さを武器に3度目の全国制覇を狙う。女子は新潟清心女子が2年ぶり3度目の出場。4強入りを目標にする。

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 「目標はベスト4。達成したい」。新潟清心女子中の若槻悉(あまね)主将(3年)は力強く目標を掲げた。県大会は4連覇、全国は2年ぶり3度目の出場。若槻主将、得点源の加地百花(3年)と一昨年の全国経験者も健在だ。視線は自然と全国上位に向く。

 気が引き締まる体験もした。県内開催のため県大会優勝で全国出場を決めた。ただ、本来は上位2校が全国切符を手にする北信越大会(6、7日)は、準決勝で錦城中(石川)に37-64で敗れた。ボールを動かし、全員で攻める形ができなかった。加地は「つらい時間帯に声をかけあわないと」と反省点を挙げる。

 坂本一文監督(44)は「全国の前にダメな試合ができて逆によかった。負けたことをプラスにしないと」と北信越大会を良薬にする。「ディフェンス、声、リバウンドをもっと強化する」(若槻主将)と県外遠征などを重ね、直前まで強化に務めた。

 3年生は県内開催の全国大会を目標に入学してきた。「プレッシャーはあると思うが、思い切ってやることがいちばん大切」と坂本監督。加地は「3年間、ここにかけてきた」、若槻主将は「楽しむしかない。やってきたことを出したい」。晴れ舞台で積み重ねてきたことを披露する。【斎藤慎一郎】