【甲子園】プロ注目の東海大相模・藤田琉生 大社と同じ宿舎で「自分たちも明日はいい試合を」

AI要約

夏の甲子園で8強入りしている東海大相模は熱い練習を行い、エース藤田琉生投手が意識する指先の感覚について語った。

藤田はブルペンでの投球で安定感を見せており、原監督の教えが光る成績を残している。

準々決勝での対戦相手に向けて、藤田は冷静なプレーと良い試合をする意欲を見せている。

【甲子園】プロ注目の東海大相模・藤田琉生 大社と同じ宿舎で「自分たちも明日はいい試合を」

 夏の甲子園で8強入りしている東海大相模(神奈川)は18日、兵庫・西宮市内の練習会場で約2時間、汗を流した。

 エースでプロ注目の198センチ左腕・藤田琉生投手(3年)はブルペンで捕手を座らせ、ルーティンのカーブ3球から始まり、真っすぐを中心に20球を投げた。「今日はブルペンに入って、結構いい球を、自分の中で指かかったボールが多かったので、今日はなるべく肘に疲労をためずに早く終わりました」と、納得した表情を見せた。

 意識したのは指先の感覚だ。「いつも原監督には指先だけ意識しろ、と言われるんです。最後はボールをなでるのではなくてつぶせ、と。指で押し切る感覚ですね」と、独特の表現をした。これまでも一番に意識していたという指先の感覚。「押し切れると、打者の手前でホップする。伸び上がる真っすぐを投げられる」。ここまで2試合に登板し、13イニングを投げて被安打5で15奪三振、1失点。抜群の安定感は、この原俊介監督(46)の教えが生きている。

 前日17日、早実とタイブレークまでもつれ込む大熱戦を戦った大社(島根)とは同じホテル。最後のシーンだけ、テレビで観戦。「自分たちもああいう場面になったら冷静にならないといけないと思いました」と学んだ。「自分たちも明日はいい試合をしたいと思います」と奮い立たせた。

 19日の準々決勝は関東第一(東東京)と対戦する。