サクラフィフティーン、粘り強い守備みせるも米国に惜敗 FL長田主将「敵陣でトライを取り切る力を、もう一度強化したい」

AI要約

日本女子代表が世界ランキング9位の米国に11-8で敗北し、ジャパンチャレンジシリーズを1分け1敗で終えた。次なる国際大会「WXV2」に期待が高まる。

試合終盤に逆転のチャンスを逃した日本女子代表は、敵陣でのトライ獲得力をさらに向上させる必要があると主将は語った。

斉藤選手の活躍もあり、日本女子代表は米国を苦しめたが、勝利までは届かなかった。今後の対戦相手に向けてチームは準備を進める。

サクラフィフティーン、粘り強い守備みせるも米国に惜敗 FL長田主将「敵陣でトライを取り切る力を、もう一度強化したい」

ラグビー女子15人制・太陽生命ジャパンチャレンジシリーズ最終戦(17日、静岡スタジアム)世界ランキング11位の日本は、同9位の米国からの初勝利を狙ったが、8-11で惜敗した。今シリーズは1分け1敗で、通算対戦成績は1分け3敗となった。9月27日からの国際大会「WXV2」(南アフリカ)で躍進を期す。

3点差を追う後半ロスタイム。米国の反則で日本は同点PGを狙わず、果敢にトライを取りにいった。しかし、逆転勝利はならず。FL長田主将は「敵陣でトライを取り切る力を、もう一度強化したい」と唇をかんだ。

17-17で引き分けた11日の第1戦から、先発3人を入れ替えた。その1人、32歳で主将経験もあるNO・8斉藤が前半29分、相手ゴール前で力強くボールを持ち出して5-5とする同点トライ。第1戦に続き、粘り強い守備で米国のミスを何度も誘ったが、あと一歩の大事なところで得点を奪えなかった。

来月にはスコットランド(世界6位)、ウェールズ(7位)、南アフリカ(12位)と対戦するWXV2が控える。マッケンジー・ヘッドコーチは「当たりが強い相手と2試合できたことはありがたい。ゲームマネジメントを高めていきたい」と1カ月後を見据えた。(田中浩)

■米国代表WTBテス・フュリー主将 「第1戦に引き分けて、基本に立ち戻り何をしないといけないか考えた。前半40分のうち35分は守っていたぐらい、日本の攻撃は激しかった」