阪神・佐藤輝明が4番の意地!3安打2タイムリー

AI要約

佐藤輝明内野手がプライドを持って打者としての自信を示し、チームに希望を与えるパフォーマンスを見せた。

佐藤輝は打点を挙げ、猛打賞を達成するなど好調な打撃でチームを牽引し、逆転勝利への期待を高めた。

バットを折られても諦めず、佐藤輝は逆境に立ち向かい続ける決意を見せている。

阪神・佐藤輝明が4番の意地!3安打2タイムリー

(セ・リーグ、中日5ー5阪神=延長十二回、規定により引き分け、20回戦、11勝6敗3分、17日、バンテリンD) バットを折られても、くじけなかった。4番の意地とプライドを一押しに込めた。痛恨ドローにもわずかな希望。頼もしい阪神・佐藤輝明内野手(25)が帰ってきた。

「チャンスでも打てたので、それはよかったと思います」

一回1死一、二塁の先制機。メヒアの149キロ直球を振り切った。バットは根元から粉砕。それでも白球は右前に落ちた。先制打は8試合ぶりに挙げた打点だった。

「練習しているので、打ててよかったです」

8月のスタートは絶好調。しかし、7日のヤクルト戦(神宮)で喫した連続失策から潮目が変わった。守備の乱れは好調だった打撃にも影響を及ぼし13日の巨人戦(東京ドーム)ではスタメン落ちの悔しさも味わった。

輝きを失った4番に比例するように、チームも苦戦を強いられる。打線はつながりを欠いた。やはり鍵は佐藤輝だった。

三回にも右前打を放つと、六回2死二塁では左前適時打で今季6度目の猛打賞。得点圏打率・342は森下を抜いてチームトップに浮上した。佐藤輝が10試合ぶりに複数安打を放てば打線も10試合ぶりの2桁14安打。4番のバットが勢いづけることは間違いない。

「また切り替えて、明日、頑張ります」

逆境は続く。それでも、佐藤輝が逆転Vへの望みを絶やさない。(原田遼太郎)