神戸、後半ATに痛恨の失点…G大阪との上位対決で勝ちきれずにドロー決着

AI要約

神戸とG大阪の激闘が繰り広げられた第27節の試合結果を報告。

G大阪が宇佐美のゴールで追いつき、神戸は大迫の得点でリード。

両チームの白熱した攻防戦は最終的に2-2の引き分けに終わる。

神戸、後半ATに痛恨の失点…G大阪との上位対決で勝ちきれずにドロー決着

明治安田J1リーグは17日に第27節が行われ、ヴィッセル神戸とガンバ大阪が対戦した。

勝ち点45で5位につける神戸と、同46で4位につけるG大阪。首位FC町田ゼルビア(勝ち点50)を追いかける上位の両チームが、ノエビアスタジアム神戸で激突した。神戸では大迫勇也や武藤嘉紀ら、G大阪では宇佐美貴史やウェルトンらが先発に入っている。

G大阪は立ち上がりからセットプレーでチャンスを作り、7分には鈴木徳真が際どいクロスを送り込む。序盤から随所で激しい攻防が続き、16分には負傷した武藤嘉紀がプレー続行不可能に。飯野七聖との交代を強いられ、神戸は序盤に交代カードを切ることになった。

G大阪は28分、宇佐美貴史のFKから最後はボールを拾ったファン・アラーノが強烈なシュートを放ったものの、GK前川黛也がファインセーブ。一方の神戸は31分、ジェアン・パトリッキが得たFKのチャンスを活かせず。相手ボックス付近まで持ち込むものの、決定機を作れない。それでも前半アディショナルタイム、神戸がついに先制。右サイドを突破した飯野七聖のクロスから、最後は大迫勇也が押し込んだ。エースの一撃で、神戸がリードして前半を折り返す。

後半に入ると、G大阪は54分にファーに飛び込んだ宇佐美貴史が強烈なシュートを放つが、GK前川黛也がファインセーブ。56分にも宇佐美貴史の正確なFKから福岡将太がヘッドで合わせたが、枠をとらえなかった。

それでも56分、勢いを手にしたG大阪が同点に追いつく。左サイドでボールを持った宇佐美貴史が内側に切り込むと、ボックス外から右足を振り抜く。シュートは相手に当たってコースが変わり、ゴールイン。こちらもエースのゴールで、試合を振り出しに戻した。

その後も一進一退の攻防が続き、両チームともに選手を入れ替えながらゴールを目指す。神戸は79分、DFラインの背後を取った井出遥也が決定機を迎えたものの、シュートはGKに防がれる。

すると84分、神戸が勝ち越しに成功。大きなサイドチェンジから左サイドでボックス内に侵入すると、初瀬亮のクロスから最後は宮代大聖が押し込んだ。しかし、G大阪は後半アディショナルタイムに劇的な同点弾。左サイドをテンポ良いパス交換で崩すと、最後は坂本一彩のシュートが中谷進之介に当たってネットを揺らしている。

この結果、白熱の上位対決は2-2で終了。両チームが1ポイントを分け合う結果となった。神戸は勝ち点46、G大阪は勝ち点47となっている。