鈴木誠也のカブス、ここから18試合は来季の『準備モード』に入った相手ばかり…大逆転PO進出へ白星を稼ぐ大チャンス!

AI要約

カブスの鈴木誠也外野手が延長10回にサヨナラ打を放ち、チームに勝利をもたらす。カブスは3連敗をストップし、残りシーズンを気持ちよく終えるチャンスを手に入れた。

カブスは現在借金3であり、ポストシーズン進出への道は難しいが、地区4位以下のチームとの18試合で白星を積み重ねる機会が訪れている。

鈴木自身も、チーム全体も必死に勝利を追求し、引き続き頑張る意思を示している。

鈴木誠也のカブス、ここから18試合は来季の『準備モード』に入った相手ばかり…大逆転PO進出へ白星を稼ぐ大チャンス!

 ◇16日(日本時間17日)MLB カブス6―5ブルージェイズ(シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手(29)は延長10回にメジャー3年目で初のサヨナラ打を左前に放つなど5打数1安打、1打点2三振だった。 

 5―5の延長10回無死一、二塁。鈴木が141キロのスライダーを引っ張った打球は、三遊間を抜けるサヨナラ打。二塁を回ったところで万歳、ヘルメットを放り投げたところに殺到したナインにユニホームを引き裂かれた。本拠地リグリーフィールドに集った3万9614人の満員観衆から怒号のような歓声が飛ぶ中、日本語で「サイコー!」とチームメートたちと叫び合った。

 これが大攻勢の『のろし』となるだろうか。カブスは連敗を「3」でストップ。いまだ借金「3」(60勝63敗)だが、この日から9月4日までの18試合は、いずれも地区4位以下のチームと当たる。ポストシーズン(PS)進出を諦め、既に来季の準備モードに入った相手から白星を稼ぐ大チャンスとなる。

 「D―トレイン」の愛称で親しまれた2003年の新人王左腕、試合中継局アップルTV+のドントレル・ウィリス解説者は「カブスにとって、これは残りシーズンで流れに乗る勝利だ。きょうの1勝を心に刻んでおいた方がいい」と大躍進を予想した。

 昨季のカブスはあと1勝で10月の大舞台を逃した。4年ぶりのPS進出に向け、最後の椅子であるワイルドカード3位のブレーブスとは現時点で5ゲーム差。米ベースボールレファレンスが算出するPS進出確率は3・4%、米ファングラフス算出は4・1%だ。

 同局のヒーローインタビューで、鈴木は「本当に負けられない試合ばかりだし、選手もそれは分かっているだろうし、必死に1戦1戦頑張っているんで、これからも勝ち続けられるよう頑張りたい」と、自らに期するように語った。(写真はAP)