霞ケ浦、2-6で滋賀学園に完敗 市川晟太主将「将来は教員として甲子園を目指して頑張りたい」

AI要約

霞ケ浦が滋賀学園に6-2で敗れる

市川晟太主将が公式戦初出場でデッドボールを受ける

市川主将がチームメートに感謝し、教員免許取得を目指す

霞ケ浦、2-6で滋賀学園に完敗 市川晟太主将「将来は教員として甲子園を目指して頑張りたい」

第106回全国高校野球選手権大会第10日第4試合(16日、霞ケ浦2-6滋賀学園、甲子園)5年ぶり3度目の出場の霞ケ浦(茨城)は強打の滋賀学園に五回までに6点を奪われ、打線は3安打に抑えられて2-6で完敗した。4点を追う九回2死二塁の場面で代打起用され、公式戦初出場の市川晟太主将(3年)は初球で死球を受けて「よっしゃー」とガッツポーズ。チャンスを広げたが次の打者が一ゴロに倒れて涙を流した。

甲子園2勝目はならなかったが、初戦の2回戦で智弁和歌山を破る金星を挙げた。市川主将は「もっともっと校歌を歌いたかったので、本当に悔しかったです」と涙ながらに話した。大舞台での初打席については「みんなが回してくれたんで、思い切っていこうと思った。結果はデッドボールだったけど、良かったです。本当に勝ちたかったんで、なんとしてでもつなごうという思いだった。気持ちが入りました」と振り返った。

ベンチの最前列で身を乗り出し、大きな声を出し続けた市川主将は「自分はこういう立場なんで、みんなが落ち着いてプレーできるように元気を出してやっていこうと思ったんですけど、勝たせてあげられなくて本当に申し訳ない気持ちです。みんながこの場所に連れてきてくれたんで、みんなにありがとうと伝えたい」とチームメートらに感謝を述べた。

「将来は教員として甲子園を目指して頑張りたいと思います」と大学に進学して準硬式野球を続けながら教員免許取得を目指し、指導者として〝聖地〟に帰ってくることを誓った。(尾﨑陽介)