バニャイヤがレコード更新しトップタイム! 母国戦KTMはビンダーが5番手|MotoGPオーストリアGPプラクティス

AI要約

オーストリアGP初日、レッドブルリンクでのMotoGP第11戦が開催され、バニャイヤがレコード更新の最速タイムを記録。

午後のプラクティスでは、タイムアタックが繰り広げられ、マルティンやバニャイヤが暫定トップを争う展開となった。

最終的にバニャイヤが1分28秒508を記録し最速となり、予選Q2へ直接進出する選手も決定した。

バニャイヤがレコード更新しトップタイム! 母国戦KTMはビンダーが5番手|MotoGPオーストリアGPプラクティス

 レッドブルリンクでMotoGP第11戦オーストリアGPが開催。初日午後のプラクティスでは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがレコードを更新する最速タイムを記録した。

 オーストリアGP初日は午後にかけて気温が33度まで上昇。路面温度は37度のコンディションで予選グループの振り分けが決まるプラクティスへと入った。

 プラクティスの序盤はライダー達が一度アタックを行なってタイムを出す姿が恒例となっているが、今回もFP1のベストタイムである1分29秒654を上回るタイムが早くから記録された。

 FP1でトップタイムだったホルヘ・マルティン(プラマック)やマルク・マルケス(グレシーニ)がまず暫定トップを争う1分29秒台中盤のタイムを記録。そして、それを更に上回る1分29秒280をバニャイヤがマークし、暫定トップタイムとなった。

 セッション開始から25分が経過しようという頃、マルコ・ベッツェッキ(VR46)がターン2のシケイン出口で転倒。ベッツェッキはFP1でも同じコーナーで転倒しているのは気になるところだ。なお僚友のファビオ・ディ・ジャンアントニオがその後ターン8で転倒。VR46としては頭の痛い展開だ。

 またペドロ・アコスタ(GASGAS)がプラクティス残り30分という頃、ターン9で転倒。アコスタもFP1から転倒続きとなっている。なお彼はマシンの再始動が無理と見たか、転倒後はマシンに目もくれず駆け足でコースを後にする判断の早さも見せた。

 残り15分を前に、ここまで低調だったマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が一気に自己ベストを更新。1分29秒788で5番手に食い込んだ。

 残り10分の時間帯となると他のライダーもギヤを上げ、タイムアタックに入り始めた。そしてマルティンが1分28秒917をマークし、暫定トップタイムも更新された。

 自己ベスト更新が連発されタイムシートの並びは次々と入れ替わっていったが、マルティンの1分28秒917を超えるライダーは出ない状況で、セッションはラスト5分となった。

 ラストアタックではバニャイヤがサーキットレコードを更新する1分28秒508を記録。他のライダー達もタイムを縮めてはいたが、それらを圧倒する速さを発揮した。

 結局このタイム以上のものは記録されず、バニャイヤがプラクティスで最速となった。2番手はフランコ・モルビデリ、3番手はマルティンとプラマックのふたりが続いた。

 予選Q2へ直接進出となるライダーは、前述のトップ3に加え、マルク・マルケス、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレックス・マルケス(グレシーニ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ビニャーレス、ベッツェッキ、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)だ。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は22番手タイムとなり、予選はQ1からの参加となった。