【バレー】女子中村貴司強化委員長「五輪の厳しさを目の当たりに」パリ五輪総括コメント全文

AI要約

バレーボール女子日本代表チームがネーションズリーグで好成績を残し、パリ2024オリンピックへの出場権獲得を目指したが、惜しくも9位に終わった。

眞鍋政義監督が就任し、チームをまとめ上げ、準優勝や自力でのオリンピック出場に導いたことが評価されている。

今後は個人の技術向上とチーム強化を図り、バレーボール女子日本代表チームの更なる発展に努めると述べた。

【バレー】女子中村貴司強化委員長「五輪の厳しさを目の当たりに」パリ五輪総括コメント全文

 日本バレーボール協会(JVA)が16日、男女日本代表の総括コメントを発表した。

 女子代表の中村貴司強化委員長(58)のコメントは次の通り。

 「バレーボール女子日本代表チームは今シーズンのネーションズリーグ予選ラウンド終了後の世界ランキングでパリ2024オリンピックへの出場権獲得を目指しました。

 そのネーションズリーグで出場権を無事獲得し、さらに準優勝という結果を残すことができました。パリ2024オリンピックに向けては、メダル獲得という目標を掲げ、約1カ月という短い調整期間を経て世界の強豪チームと戦う準備を進めました。

 オリンピック初戦のポーランド戦は善戦するも惜敗を喫し、ネーションズリーグの準決勝でも対戦し勝利していたブラジルとの1戦は、相手の気迫に手玉に取られた結果となりました。ケニア戦ではしっかりと日本のバレーボールを展開することができましたが、最終的には9位という結果で終了することとなりました。選手やスタッフはオリンピックの厳しさを目の当たりにし、今後の糧としてさらに個人としての技術に磨きをかけ、バレーボール界の発展に生かしてくれることと思います。

 2021年12月から女子日本代表監督に就任いただいた眞鍋政義監督におかれましては、パリ2024オリンピック出場を第一目標に掲げ、スタッフ、選手に寄り添いチームをしっかりまとめ上げてくださいました。特に選手選考においては優秀な選手が多くいる中、海外で通用する選手の見極めなど、相当なご苦労がありましたが、采配を含め手腕を大いに発揮し、ネーションズリーグで準優勝、自力でのパリ2024オリンピック出場へとチームを導いてくれましたことに深く感謝しております。

 協賛社やメディア、そしてファンの皆さまにはこの3年間の活動にご支援ならびにご声援を賜り誠にありがとうございました。ともに戦っていただきましたすべての関係者皆さまに深く御礼申し上げます。そして、今後も皆さまのご支援鞭撻(べんたつ)のもと、強く愛されるバレーボール女子日本代表チームを構築するために尽力してまいります」