ラ・リーガの新シーズンが開幕! “10番”N・ウィリアムズが途中出場したビルバオはヘタフェと1-1ドロー

AI要約

アスレティック・ビルバオとヘタフェの開幕戦は1-1の引き分けに終わる。

ヘタフェが前半に圧倒的なインテンシティで主導権を握るが、アスレティック・ビルバオが先制点を奪う。

後半にヘタフェが追いつくものの、試合は1-1のまま終了。次節はそれぞれのチームが重要な試合を控えている。

 ラ・リーガ第1節(開幕節)が15日に行われ、アスレティック・ビルバオとヘタフェが対戦した。

 ラ・リーガの新シーズンがついに幕を開ける。昨シーズンに40年ぶりの国王杯制覇を成し遂げたアスレティック・ビルバオは、先発にイニャキ・ウィリアムズやゴルカ・グルセタを起用。“王様”イケル・ムニアインの退団に伴い、新たに背番号「10」を引き継いだニコ・ウィリアムズはベンチスタートとなっている。対するは、昨季のリーグ戦で12位フィニッシュを果たしたヘタフェ。ホセ・ボルダラス監督の下で躍進を目指す同クラブは、2024-2025シーズンのスタートを白星で飾れるか。

 試合序盤は、敵地に乗り込んだヘタフェが立て続けにチャンスを創出。6分に右サイドでのカットインから“新加入”カルレス・ペレスが強烈なミドルシュートを放つと、14分には裏へと抜け出したクリサントゥス・ウチェが決定機を迎える。判定はオフサイドだったものの、ヘタフェが高いインテンシティを軸にゲームの主導権を握る。

 しかし、均衡を破ったのはホームのアスレティック・ビルバオだった。27分にイェライ・アルバレスがハーフライン付近から縦パスを差し込み、グルセタがピッチ中央のオイアン・サンセトへと繋ぐ。そのままドリブルで運び、ボックス手前で右足を振り抜くと、鮮やかなコントロールショットがゴールに吸い込まれた。

 追いつきたいヘタフェは、後半開始直後の47分にペテル・ゴンサレスが放ったシュートがポストに直撃。52分にはオマル・アルデレーテの送ったボールにカルレス・アレニャが抜け出し、GKと1対1の局面を作り出す。だが、左足で狙ったシュートはGKアレックス・パディージャがビッグセーブ。アスレティック・ビルバオが大きなピンチを凌いだ。

 それでもヘタフェは64分、右サイドでコーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたルイス・ミラがアウトスイングのクロスを供給。ニアサイドでクリサントゥス・ウチェが競り勝つと、体を捻りながら合わせたヘディングがネットを揺らし、ヘタフェが同点に追いついた。

 勝ち越しを狙うアスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督は、72分に満を持してN・ウィリアムズをピッチへ投入。本拠地『サン・マメス』は大歓声に包まれた。N・ウィリアムズは、77分に早速カットインから右足でシュートをお見舞い。GKに弾かれたものの、いきなりチャンスを演出する。

 以降も両者ゴールに迫ったものの、そのまま試合は1-1で終了。互いに勝ち点「1」ずつを分けあった。次節は24日に行われ、アスレティック・ビルバオはアウェイでバルセロナと対戦。ヘタフェはホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。

【スコア】

アスレティック・ビルバオ 1-1 ヘタフェ

【得点者】

1-0 27分 オイアン・サンセト(アスレティック・ビルバオ)

1-1 64分 クリサントゥス・ウチェ(ヘタフェ)