【平塚競輪(ナイター)GⅠオールスター】平原康多がシャイニングスター賞進出、グランドスラムへ前進

AI要約

平原康多がピンチにも動じず、1着でシャイニングスター賞へと勝ち上がった。志田龍星―三谷将太の中近ラインが打鐘カマシし、大逆転を果たした。

自転車を煮詰めた力強い競走を見せ、オールスターでの優勝を目指す意気込みを語った。43歳の競輪選手がどこまで挑戦するか注目される。

ファンの期待に応え、多くのタイトルを手に入れたいと語る平原康多。最終日の最終レースに向けて全力を注ぐ。

【平塚競輪(ナイター)GⅠオールスター】平原康多がシャイニングスター賞進出、グランドスラムへ前進

<15日・平塚競輪・3日目>

 平原康多がピンチにも動じず、1着でシャイニングスター賞へと勝ち上がった。同県の森田優弥をマークしたが、志田龍星―三谷将太の中近ラインが打鐘カマシ。大きく抜け出された森田は追いかけたが、終3角で追い付くのがやっと。平原は「森田がいまいち伸びていなくて、冷静にコースを見極めた」。森田と三谷の間を強襲し、ゴール寸前で2人を抜き去った。

 前回は松戸記念決勝で7着。自力で先行する力強い競走を見せた。「その後に自転車を煮詰めたものがレースに出ている」と手応えを得ている。

 オールスターを優勝すれば、史上5人目のグランドスラムを達成する。「そのことは全く考えていない」とどこ吹く風だが、「上を目指してやっている」と、42歳となっても貪欲さは忘れていない。5月にダービーを初制覇。「そのときより良くなっている、と思いたい」と、今年2度目のGⅠ制覇にも意欲的だ。

 ファンを大切にする平原にとって、どうしても欲しいタイトルでもある。「オールスターは何度か1位で選出してもらったが、結果は残せなかった。今回はファンの期待に応えたい」。シャイニングスター賞進出で準決切符は手に入れた。次は最終日の最終レースに進むために全力を尽くす。