【ロッテ】痛い敗戦…打球直撃佐々木朗希、まさかの緊急降板「大けがになる可能性ある」吉井監督

AI要約

ロッテ佐々木朗希投手がアクシデントで緊急降板する展開となった。

佐々木は約1か月ぶりの1軍登板後に不運なケガを負った。

佐々木の今後の登板に関しては様子を見る必要がある状況である。

【ロッテ】痛い敗戦…打球直撃佐々木朗希、まさかの緊急降板「大けがになる可能性ある」吉井監督

<日本ハム6-1ロッテ>◇15日◇エスコンフィールド

 ロッテ佐々木朗希投手(22)が日本ハム戦に先発したがアクシデントでまさかの緊急降板となった。

 0-0で迎えた2回1死、浅間のピッチャー強襲の打球がワンバウンドして左足首の内側アキレス腱(けん)付近に直撃。左足を気にするしぐさを見せ、ベンチに下がり手当てを受けた。いったんはマウンドに戻り、軽く2球、投球練習を行ったものの、小野1軍投手コーチ、トレーナーとマウンド上で話し合い、再びベンチに下がり、そのまま降板。わずか16球、打者5人で交代となった。

 剛腕の早期降板が響いた。緊急リリーフした坂本がイニングをまたいだ3回に6失点。勢いが出てきた2位日本ハムとの直接対決に負け越した。

 佐々木は「投球はなんとかいけそうだったんですけど、それ以外のプレーができなさそうだったので、総合的な判断です」と話した。吉井監督は「本人は行けると言ったんですけど、当たっている箇所がアキレス腱(けん)だったので。投げられるは投げられるけれど、もし走った時に大けがになる可能性がある」と大事をとっての降板だったことを明かした。降板後はチームドクターがチェックし、状態について指揮官は「今のところ、そんなに大きなけがにはなってない」と説明した。

 佐々木は5月28日に上半身の疲労回復遅れで今季初めて出場選手登録を抹消。1度登板をはさみ6月13日に「右上肢のコンディション不良」で再び出場選手登録を抹消された。8月1日に1カ月半ぶりの1軍登板を果たした後は中6日で回ってステップを踏んでいただけに、不運な結果となった。

 今後の登板について吉井監督は「跛行(はこう)しているので、次の登板はもうちょっと様子を見ないと」と佐々木が足を引きずっている状態だとした。予想外のアクシデントに見舞われ、痛い敗戦も重なった。【星夏穂】