【バドミントン】金メダリストのアン・セヨン激白 7年間の代表合宿で先輩の洗濯など…不当待遇

AI要約

パリオリンピック(五輪)バドミントン女子シングルスで優勝した韓国代表の安洗塋(アン・セヨン、22)が、7年間の苦労や不当な待遇について語った。

アン・セヨンは若くして代表入りし、先輩たちの部屋掃除や洗濯、ラケット修理などの雑務を押し付けられていた。

両親が改善を求めたが、協会はすぐには対応できないとして古い悪習を続けていた。

【バドミントン】金メダリストのアン・セヨン激白 7年間の代表合宿で先輩の洗濯など…不当待遇

 パリオリンピック(五輪)バドミントン女子シングルスで優勝した韓国代表の安洗塋(アン・セヨン、22)が、7年間にわたって代表宿舎で韓国代表の先輩たちの部屋掃除や洗濯、ラケット修理などをしてきたことが14日、明らかになった。

 韓国地上波SBSは同日「代表で最も若いアン・セヨンが、バドミントン界の古い悪習に苦しんだ」と報じた。

 アン・セヨンは金メダルを獲得した5日、「7年間の怒りや悲しみ、もちろん歓喜も含めて、すべてのものを吐き出した」とインタビューに応じた。その怒りや悲しみは、韓国代表合宿中の不当な待遇だった。

 15歳で代表入りしたが、代表で最も年齢が低いことから、1日7時間以上の練習後、年長者の練習着を洗濯し、部屋を掃除するなど、雑務を毎日続けないといけなかった。2月には、両親が韓国バドミントン協会の幹部と面談し「娘は代表にいる7年間、古い習慣で練習後に十分な休養ができなかった。改善してほしい」と要請していた。

 同協会幹部がその要請を代表コーチングスタッフに伝えたが、帰ってきた言葉は「古い習慣をすぐに直すことはできない」だったという。