【新日本】フィンレー、竹下幸之介、辻陽太が優勝決定Tへ 春夏連覇狙う辻「覚悟はいいかー!」

AI要約

新日本プロレスG1クライマックスBブロック公式戦最終戦が浜松大会で行われ、デビッド・フィンレーが勝ち点12の1位で優勝決定トーナメントへ進出。

竹下幸之介、辻陽太、ジェフ・コブ、成田蓮が勝ち点10で並び、竹下が2位、辻が3位で優勝決定トーナメント進出。

試合結果や選手たちの熱い闘いが繰り広げられ、辻陽太が特に熱いコメントを残して次の試合に向かう。

【新日本】フィンレー、竹下幸之介、辻陽太が優勝決定Tへ 春夏連覇狙う辻「覚悟はいいかー!」

<新日本プロレス:浜松大会>◇14日◇静岡・浜松アリーナ

 新日本プロレスG1クライマックスBブロック公式戦最終戦4試合が浜松大会で行われ、デビッド・フィンレー(31)が勝ち点12の1位で優勝決定トーナメント(15~18日)に進むことが決定した。

 竹下幸之介(29=AEW/DDT)、辻陽太(30)、ジェフ・コブ(42)、成田蓮(26)が勝ち点10で並んだが、直接対決の結果で竹下が2位、辻が3位で優勝決定T進出となった。

 初参戦の“外敵”竹下はセミファイナルで成田蓮と対戦。成田が前哨戦で痛めつけた竹下の左足を狙い撃ちし、さらにハウス・オブ・トーチャー(HOT)のEVILとディック東郷が乱入。竹下は絶体絶命の危機に陥った。だが成田のダブルクロスをラストライドで切り返すと、さらに豪快なジャーマンスープレックス、そして渾身のエルボーで逆転の3カウントを奪取した。

 また辻はメインイベントでNJPW WORLD認定TV王者ジェフ・コブと対決。今年のニュージャパンカップ1回戦で辻に敗れているコブは、脅威のフィジカルで猛攻。だが春夏連覇を狙う辻も徹底抗戦。とどめのツアー・オブ・ジ・アイランドを狙ったコブに、辻がカウンターのジーンブラスターをヒットさせ、さらに追撃のジーンブラスターでコブを撃破した。

 辻は試合後のマイクで、右腕を負傷して無念の欠場となったライバル上村優也について言及。「忘れないでほしい! オレたちはこのリングに、命懸けで上がっていることを! 忘れないでほしい! 『腕一本、くれてやるよ!』、そういう気持ちでリングに上がっているヤツがいることを」

 「アイツからしたらいい迷惑かもしんねえけど、軍団とか、そんなん関係なしに、一人の男として、オレはアイツの熱を、この胸に抱えて残りの『G1』を戦う!」と宣言すると場内から拍手と歓声が巻き起こった。

 辻は続けて「この新日本で、春はニュージャパンカップを獲って、夏の『G1』を獲ったヤツはまだいない。現状、それができるのはオレだけだ!  まだ、誰もやったこのとない、オレにしかできないことを、オレが成し遂げてやるよ! 覚悟はいいかー! この『G1』は、オレが獲る!!」と叫んだ。

 ▼G1クライマックスBブロック公式戦30分一本勝負(14日、選手名の後の数字は勝ち点)

 ○HENARE(8) 12分46秒、Streets of Rage→片エビ固め ×後藤洋央紀(8)

 ○デビッド・フィンレー(12) 12分30秒、オーバーキル→エビ固め ×エル・ファンタズモ(6)

 ○竹下幸之介(10) 16分47秒、エルボーパッド→片エビ固め ×成田蓮(10)

 ○辻陽太(10) 11分37秒、ジーンブラスター→片エビ固め ×ジェフ・コブ(10)