【甲子園】智弁学園が今春センバツV健大高崎下す 田近が9回1失点&先制適時打、佐坂が決勝打

AI要約

智弁学園が健大高崎を接戦で破り、2年連続の16強入りを果たした。

田近楓雅投手が好投し、最後の攻撃で佐坂悠登内野手が勝ち越しの適時打を放った。

粘り強い試合展開を見せる智弁学園に、小坂将商監督も選手たちを称賛した。

【甲子園】智弁学園が今春センバツV健大高崎下す 田近が9回1失点&先制適時打、佐坂が決勝打

<全国高校野球選手権:智弁学園2-1健大高崎>◇14日◇2回戦

 智弁学園(奈良)が今春センバツ王者の健大高崎(群馬)を接戦で下し、2年連続の16強入りを決めた。

 同点の9回2死一、二塁から、前戦で6打数5安打と好調ぶりを見せた1番佐坂悠登(はると)内野手(3年)が中前へ適時打を放って勝ち越し。「(田近に)申し訳なくて、最に後絶対回ってくるだろうと思っていたので、なんとか1本出て良かった」と話した。

 エース左腕の田近楓雅投手(3年)は9回8安打無四死球10奪三振1失点完投。1回に1点先制を許したが、2回以降はピンチを背負いながらも無失点で抑えた。2回表2死三塁から外角のスライダーにうまく合わせて遊撃手の頭を越える中前先制適時打を放ち、打撃でも勝利に貢献した。「日本一になるために絶対倒さないといけない相手だったので、倒せたことが素直にうれしい」と喜んだ。

 初戦は午後9時36分まで行われ、延長11回タイブレークの末に勝利した。2戦続けて接戦を制し、粘り強さを見せている。

 小坂将商(まさあき)監督(47)は「選手たちが自分が思っているより動いてくれている。準備して、しっかりやってくれている結果が勝ちにつながった」と選手らをたたえた。【塚本光】