“レスリングの金メダル兄弟” 文田健一郎&樋口黎 ライバル物語は「引き分けっすね」…金メダル手に帰国

AI要約

パリ五輪の閉会式から一夜明けた12日、レスリング日本代表が日本へと出発前のシャルルドゴール空港で取材に応じた。

同級生で切磋琢磨してきた文田健一郎と樋口黎が金メダルを手に帰国し、ライバル同士の戦いを振り返る。

結婚し子どもを持つ文田と樋口は家族との時間を大切にしたいと話し、今大会で男女通じて日本勢が記録を更新する8個の金メダルを獲得した。

日本レスリング界の躍進が注目される中、選手たちは戦いを終えて家族や休息を楽しみにしている様子がうかがわれる。

“レスリングの金メダル兄弟” 文田健一郎&樋口黎 ライバル物語は「引き分けっすね」…金メダル手に帰国

 パリ五輪の閉会式から一夜明けた12日、レスリング日本代表が日本へと出発前のシャルルドゴール空港で取材に応じた。

 同級生で切磋琢磨(せっさたくま)してきた男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎と、男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(ともにミキハウス)はそろって金メダルを手に帰国することに。ライバル同士の戦いは「引き分けっすね」と声をそろえ、樋口は「ここまで長かったな、戦い」と笑った。

 ともに結婚し子どもを持つパパでもある。文田は「しばらく忙しいと思うが、落ち着いたら家族と(過ごしたい)」と話し、樋口は「いっぱい子どもを抱っこして遊んであげたい」と語った。

 日本レスリング界は今大会で、男女通じて日本勢は8個の金メダルを獲得。これまでの最多は2021年東京五輪の5個で、記録を大きく伸ばした。