川崎U18がゴールラッシュ!西武台を4-1で下し和倉3位

AI要約

第12回和倉ユースサッカー大会2024の最終日に行われた3位決定戦で、川崎U18が西武台を4-1で破り、大会3位に輝いた。

川崎U18は堅い守備を基盤にゴールラッシュを見せ、大会を通して13得点・4失点という成績を残した。

佐原秀樹コーチはチームの個々のアピールと成長を重視し、今後のリーグ戦に向けての準備を進めている。

川崎U18がゴールラッシュ!西武台を4-1で下し和倉3位

 第12回和倉ユースサッカー大会2024は大会5日目、最終日を迎えた10日、3位決定戦が行われ、川崎フロンターレU18(神奈川)と西武台(埼玉)が対戦した。

 試合は川崎U18のゴールラッシュとなった。前半12分、シュートのこぼれ球をMF6齊名優太が押し込むと、後半3分にはFKのチャンス。キッカーMF6齊名が放ったボールをMF20藤井漣祐が頭で決め、追加点。

 さらに同15分には、途中出場のFW13増田陽太が相手GKの位置を確認しながら、放物線を描く、見事なミドルシュートが決まり、3点目。

 このまま、やられっぱなしではいかない西武台は同20分、カウンターからMF7山田清羅が決め、一矢報いたが、続く同26分、川崎U18のCKから増田が決め、突き放した。

 試合は増田の2得点。齊名の1ゴール2アシストの活躍により4-1で川崎U18 が勝利し、大会3位となった。

 この大会でチームを率いた佐原秀樹コーチは「大会の目的は個人をアピールして、大会後のリーグ戦後半にむけ、レギュラー争いにチャレンジすることです。

 最後、勝って終わったことはチームとしてはよかったですが、なによりも個人のアピールが大事。まだまだな選手もいますが、一人ひとりがその意識をもって戦ってくれました」と総括した。

 今回の3位決定戦のようなゴールラッシュが川崎U18らしいゲーム展開だが、そのベースにあるのは堅い守備。

 大会を振り返ると川崎U18は予選リーグ3試合を2勝1分で勝ち抜くと決勝トーナメント1回戦では青森山田に0-0の末、PK戦を制すと2回戦で大津に2-1に勝利。準決勝、桐蔭学園に0-0の末、PKで敗れ、3位決定戦で西武台に4-1に快勝した。7試合で13得点・4失点と失点が少なさに気づく。

 佐原コーチは「守備の基準は高いので、その基準に達していないと(起用は)難しいです。周りからはよく『意外と川崎は守備ができる』と言われます。ただ考えとしてはしっかりと守備をしながら、より攻撃の良さを出していくイメージです」と攻撃サッカーの根本を語った。

 大会を終えた川崎U18は8、9時間かけ選手バスに揺られながら、帰路に就くとのこと。その後、約1週間身体を休めたあと、レギュラー取りに向けた本格的な戦いに挑む。

(文・写真=佐藤亮太)