レスリング決勝進出の桜井つぐみ「リラックスできた」吉田沙保里さん4連覇阻んだ相手撃破

AI要約

桜井つぐみがパリ五輪レスリング女子57キロ級で銀メダル以上を確定させた。

準決勝でリオデジャネイロ五輪金メダリストを破り、決勝に進出した桜井は自信満々の様子。

日本の伝統を背負い、絶対勝利を目指す桜井のパフォーマンスが話題になっている。

パリ五輪レスリングの女子57キロ級で桜井つぐみ(育英大助手)が決勝に進出し、銀メダル以上を確定させた。五輪初出場の22歳は「あまり緊張もせずに、いつも通りリラックスできた。楽しみながら試合に臨めている」と充実の表情を浮かべた。

2試合を危なげなく勝つと、準決勝は2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストのヘレンルイーズ・マルーリス(米国)と対戦。第1ピリオドに2点を先制されたが「1つ(の失点)だったら全然大丈夫だし、自分の方が体力もある」と動じることはなかった。投げを決めて4得点で逆転すると、第2ピリオドは圧倒して10-4で快勝した。

マルーリスは8年前に吉田沙保里さんの五輪4連覇を阻んで頂点に立った相手。「昔は憧れというか、すごい選手だと思っていた。五輪の舞台でチャレンジャーとして挑み、五輪チャンピオンを倒せたのは自信になる」。改めて手応えを口にした。

女子レスリングが2004年アテネ大会で正式種目になってから、57キロ級に近い階級は吉田さん、伊調馨(いちょうかおり)(ALSOK)、川井(現金城)梨紗子(サントリー)と5大会続けて日本が制している。伝統も背負い「絶対勝つ気持ち」と気合十分だった。(大石豊佳)