3000m障害で大転倒の世界記録保持者「状態は良好」 IOC発表
パリ五輪の陸上男子3000メートル障害決勝で世界記録保持者のギルマ選手が激しく転倒し、状態は良好だとIOCが明かした。
ギルマ選手は決勝で膝をハードルに引っ掛けて頭から倒れ込んだが、手術は受けず病院に運ばれた。
決勝はモロッコの選手が金メダルを獲得し、ギルマ選手は無事を祈る声が広がっている。
【AFP=時事】パリ五輪の陸上男子3000メートル障害決勝で激しく転倒した世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(Lamecha Girma、エチオピア)について、国際オリンピック委員会(IOC)は8日、「状態は良好」であると快方に向かっていることを明かした。
ギルマは7日の決勝で膝をハードルに引っ掛けて頭から倒れ込み、そのまま動けなくなった。エチオピアの陸上連盟によれば、担架でトラックから運び出されたギルマは病院に搬送されたが、手術は受けていないという。
IOCのマーク・アダムス(Mark Adams)広報部長は、医学的な詳細は明かすことができないとしつつ、「状態は良好だと理解している」と述べ、「彼が無事で、一刻も早く回復することを願っている。あのようなアクシデントは誰も見たくない」と付け加えた。
決勝はモロッコのスフィアヌ・バカリ(Soufiane el Bakkali)が制し、2大会連続の金メダルを獲得した。【翻訳編集】 AFPBB News