【レスリング】計量失敗ビネシュがCASに提訴 銀メダル要求 「彼女は希望を捨てていない」

AI要約

パリ五輪レスリング女子50キロ級で体重超過で失格となったビネシュ・ビネシュがCASに提訴し、銀メダルを要求。

ビネシュは初戦で須崎優衣を撃破し、決勝進出を果たすも体重超過で失格となった。

ビネシュは引退を表明したが、提訴を報じたメディアは彼女がまだ希望を捨てていないと伝えている。

【レスリング】計量失敗ビネシュがCASに提訴 銀メダル要求 「彼女は希望を捨てていない」

 パリ五輪レスリング女子50キロ級で決勝に進みながら、体重超過で失格となったビネシュ・ビネシュ(インド)が失格処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。インドメディア「NDTV」など複数の報道によると、ビネシュはCASに緊急審理を求め、すでにキューバ選手に授与されている銀メダルのほか、自分にも、もう一つ銀メダルを授与するよう求めたという。

 ビネシュは6日の初戦で東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)を撃破。その後も強豪を破り翌日の決勝進出を決めた。しかし7日朝の当日計量で100グラムオーバー。同メディアなどによると、髪の毛を切り、血抜きも行う壮絶な努力をしたが、体重を落とし切れなかった。

 女子50キロ級は、準決勝でビネシュに敗れたグスマンロペス(キューバ)が決勝に臨み、ヒルデブラント(米国)と対戦。グスマンロペスは敗れたが銀メダルを獲得した。

 ビネシュは自身の「X」(旧ツイッター)には「私の勇気はすべて折れてしまいました。もはやこれ以上の力を持っていません。さよならレスリング2001―2024」と引退を表明していたが、CAS提訴を報じた同国メディア「ファーストポスト」は「彼女はまだ希望を捨てていない」と伝えている。