ソフトバンク、6度の先頭打者出塁生かせず逆転負け 小久保監督「負けるときはこんなもの」

AI要約

ソフトバンク打線が苦しみ、ロッテに敗れる。得点は初回の2ランのみで、逆転のチャンスも逸する展開。

指揮官は冷静さを保ち、適時打が出ていれば追いつけた可能性を示唆。投手陣は苦しい状況でも粘りを見せる。

3戦ぶりの黒星で優勝マジックは36のまま。次戦の相手は佐々木朗希で、難敵を攻略して勝ち越しを狙う。

ソフトバンク、6度の先頭打者出塁生かせず逆転負け 小久保監督「負けるときはこんなもの」

 ◆ロッテ6-2ソフトバンク(7日、ZOZOマリン)

 マジック再点灯から一夜明け、ソフトバンク打線が苦しんだ。得点は初回に栗原陵矢が放った2ランのみ。2回以降も再三走者を出しながら打ちあぐねた。小久保監督は「負けるときはこんなもの。あそこで適時打が出ていたら、だんだん追いついていく(ものな)ので」と冷静だった。

 相手先発メルセデスを始め、ロッテ投手陣から計6度先頭打者が出塁した。しかし、本塁は遠かった。逆転された直後の2回、無死から正木智也が二塁打で出塁も無得点。4回には無死一、二塁から正木の併殺打と柳町達の右飛で得点を奪えなかった。それでも指揮官は「2点ビハインドで進塁打(のサインを)出したり、右打ち(のサインを)出したりしない」と変わらぬ方針を強調する。

 6日は白星こそつかんだが、最終回に代打ポランコに3ラン。7日もポランコに逆転3ランを浴びたが、「それは関係ない」と嫌な流れについて否定する。その上で、「中継ぎは持ち味を出して、(9回に2失点の)尾形以外はよく頑張った」。苦しい展開でも無失点リレーを続けた救援陣の粘りをねぎらった。

 3戦ぶりの黒星で優勝マジックは36のまま。8日の相手先発は1日に1軍復帰したばかりの佐々木朗希だ。次カードからは8月の9連戦が控える。大きなヤマ場の前に難敵を攻略し、ロッテに勝ち越しを決めたい。(鬼塚淳乃介)

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