五輪で選手に配布、韓国製スマホがなぜか中古サイトに続々登場 高額取引に「意図した使い方じゃないが…」

AI要約

パリ五輪で大きな話題となったのが、メダルを受けた選手たちが自撮りを行ったこと。サムスンが出場選手全員にスマートフォンを配布し実現したが、そのスマートフォンがオークションサイトで高値で取引されている。

オークションサイトや中古品取引サイトに出品されており、高額で取引されている。サムスンはIOCに報告し、選手たちは裁量に任せられるという。

提供されたスマートフォンは特別仕様で、オリンピックエンブレムが刻まれている。選手村の特典も付属している。

五輪で選手に配布、韓国製スマホがなぜか中古サイトに続々登場 高額取引に「意図した使い方じゃないが…」

 パリ五輪で大きな話題となったのが、表彰台でメダルを受けた選手たちが進んで“自撮り”を行ったことだ。公式スポンサーのサムスンが、出場選手全員にスマートフォン「ギャラクシーZフリップ6 オリンピックエディション」を配布して実現した。一方でこのスマートフォンが、早くもオークションサイトに出品され高値で取引されているという。

 韓国の放送局「JTBC」が伝えている。記事によるとオークションサイトの「ebay」や、フランスの中古品取引サイト「Le bon coin」に複数の商品が確認できるという。「ebay」では1275ドル~2500ドル(約18万8400円~37万円)での出品が確認でき、オリンピック仕様ではない一般のギャラクシーZフリップ6の米国価格が1219ドル99セント(約18万円)であることから「ずいぶん高価」だと伝えている。

 さらに記事は、フランスの日刊紙「ル・パリジャン」の報道を引用し、サムスンはこれをすでにIOC(国際オリンピック委員会)に報告したことと「選手たちに提供されたプレゼントであるので、処分は裁量に任せることに合意した」と伝えている。また同紙は「提供した携帯電話が中古サイトで売られるとは意図したとおりに使用されていないが、すでにマーケティングの面では十分成功を収めている」と報じたという。

 サムスンが、パリ大会に参加する約1万7000人の選手全員に提供したモデルには、黄色の本体に金色のオリンピック、パラリンピックエンブレムが刻まれ、選手村に設置されたコカ・コーラ自販機を無料で楽しめるアプリ、パリ一帯の公共交通を無制限に利用できる交通カードもインストールされているという。