開会式で日本高野連・宝会長が〝異例〟のあいさつ「ボールの方の反発は抑えておりません」

AI要約

甲子園球場で開幕した第106回全国高校野球選手権大会の開会式で、日本高野連の宝馨会長が異例のあいさつを行った。

今年は低反発バットへの完全移行元年であり、選抜大会では本塁打が非常に少ない状況であることが伝えられた。

宝会長は大会使用球についても説明し、反発の制限されたボールを使用しており、プロ野球においてもボールが飛ばないとの声がある状況が指摘された。

開会式で日本高野連・宝会長が〝異例〟のあいさつ「ボールの方の反発は抑えておりません」

第106回全国高校野球選手権大会は7日、開場から100年を迎えた甲子園球場で開幕。開会式では日本高野連の宝馨会長が〝異例〟のあいさつを行った。

低反発バットへの完全移行〝元年〟の今年。選抜大会では計31試合の本塁打は3本(1本はランニング本塁打)で、金属製バットが導入された1975年の同大会以降で最少となった。

その中、宝会長は大会使用球を手に、「ボールの方の反発は抑えておりません。4メートルの高さから大理石に向かって落下させ、1・4メートルの反発のボールを使っております」と話した。大会使用球は180ダース、計2160球が用意されている。

今季のプロ野球では開幕から〝ボールが飛ばない〟との声が挙がっている。