新生ユヴェントス、3人のGKに対しコーチが2人いる理由は?「モッタにとって極めて重要」と伊紙が注目

AI要約

新生ユヴェントスのGKコーチについて、モッタ監督のこだわりと彼らの役割分担について紹介。

ロサーノ氏はビルドアップに注力し、ドスー・ヨヴォ氏はシュートの止め方に重点を置く。

2人はモッタ指揮下で連携し、選手の成長を促進する指針を共同で策定している。

新生ユヴェントス、3人のGKに対しコーチが2人いる理由は?「モッタにとって極めて重要」と伊紙が注目

チアゴ・モッタ監督率いる新生ユヴェントスにGKコーチが2人いる理由について、イタリア紙『トゥットスポルト』が5日、特集記事で注目した。

昨シーズンにボローニャをチャンピオンズリーグ出場権獲得に導くと、今夏にユヴェントスの指揮官に就任したモッタ。そんな41歳の若手指揮官だが、新天地ではGKコーチとしてイアゴ・ロサーノ氏とアルフレッド・ドスー・ヨヴォ氏をスタッフに迎えており、ミケーレ・ディ・グレゴリオら3人のGK指導をコーチ2人に任せている。

『トゥットスポルト』は、そんなモッタのGKに対するこだわりに注目。「モッタ・ユーヴェはGKから始まる……なぜGKコーチが2人いるのか?」との見出しをつけ、「(2人は)このようにしてモッタをサポートする」と解説した。

同紙は、「GKにとって、足元に優れていることがどれほど重要なのか? チアゴ・モッタにとっては極めて重要であり、GKに関してスタッフに2人のコーチをつけるほど、マニアックに取り組んでいる」と指摘。ボローニャを率いた時、「背番号1番の役割は、セリエAで素晴らしい成績を収めるために絶対的に重要であることが明らかとなった」と実績に触れつつ、モッタが信頼する2人のGKコーチの役割分担を説明した。

1人目のドスー・ヨヴォ氏は、ベナン出身の40歳。キャリアのほとんどをフランスで過ごし、指導者としての教え子にはPSG(パリ・サンジェルマン)の下部組織出身で現ミラン守護神のマイク・メニャンらがいる。同氏は足元の技術を担当し、特にビルドアップについて指導を行っているようだ。

一方で2人目のロサーノ氏は、アルゼンチン出身の28歳と若くして注目を集めている。モッタは、ビジャレアルで指導を行っていたアルゼンチン人コーチの革新的で効果的な指導法にほれ込み、自身が率いていたスペツィアへと引き抜いた模様。ロサーノ氏は主に両手の使い方を担当し、シュートの止め方の指導を行っているようだ。また『トゥットスポルト』によれば、2人はモッタ指揮下で友人となり、チームのGKを常に成長させていく指針を一緒に編み出したと伝えられている。