フリック新監督、バルサに新たな規律を導入か…ルイス・エンリケ以来の体重管理も実施?

AI要約

新シーズンからバルセロナを率いるハンジ・フリック監督がチーム内での規律を定めた。

規律には体重管理や遅刻厳禁などが含まれ、選手は1日24時間プロフェッショナルである必要がある。

フリック監督は選手との対話も重視し、コミュニケーションの円滑化に努めている。

フリック新監督、バルサに新たな規律を導入か…ルイス・エンリケ以来の体重管理も実施?

 新シーズンからバルセロナを率いるハンジ・フリック監督がチーム内での規律を定めたようだ。4日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 2023-24シーズンはラ・リーガで連覇を逃し、チャンピオンズリーグ(CL)とコパ・デル・レイ(国王杯)では準々決勝で敗れ無冠に終わったバルセロナ。クラブは5月、一旦は退任を撤回した“レジェンド”シャビ・エルナンデス前監督の解任を改めて発表。かつてバイエルンで数多くのタイトルを獲得し、FIFAワールドカップカタール2022でドイツ代表を率いたハンジ・フリック監督を新指揮官に任命した。

 覇権奪還を目指す新シーズンに向けて調整を進めているバルセロナだが、フリック監督は新たに定めた規律によって選手のフィジカル面や生活面を管理しているという。遅刻は1分たりとも許さず、選手たちはトレーニング開始の1時間前に集合している必要があるとのこと。また、パフォーマンス向上を目的とした毎日の体重測定を義務化しており、スタッフがデータの分析を行うようだ。なお、バルセロナで体重管理が行われるのは、2014年夏から2017年夏まで続いたルイス・エンリケ監督(現:パリ・サンジェルマン)体制以来だという。加えて、健康診断における歯科矯正管理を導入したとも伝えられている。

 これらの規律は、59歳のドイツ人指揮官の「フットボール選手は1日24時間プロフェッショナルであり続けなければならない」との考え方に由来するものだと『アス』は指摘している。

 なお、フリック監督は選手との対話も重視している模様。言葉の壁は存在しているものの、コーチングスタッフとしてプレシーズンに帯同しているチアゴ・アルカンタラ氏やドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが円滑なコミュニケーションの手助けをしているようだ。