【レスリング】行け!文田健一郎 「ニャンコのご加護」も力に40年ぶりの金メダルだ!

AI要約

文田健一郎が40年ぶりの金メダルを獲得し、猫好きであることが注目を集める。

愛猫にちなんだ靴下を履き、猫の柔軟さを生かした戦いが功を奏する。

家族が応援に駆けつけ、結婚した妻と娘とともに金メダルを目指す姿が描かれる。

<パリオリンピック(五輪):レスリング>◇5日(日本時間6日)◇男子グレコローマンスタイル60キロ級◇シャンドマルス・アリーナ

 【パリ=阿部健吾】「ニャンコのご加護」も力に、40年ぶりの金メダルだ! 東京五輪銀メダリストの文田健一郎(28=ミキハウス)が2大会連続の決勝進出を決めた。準決勝で昨年の世界選手権王者ゾラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)を4-3で下した。

 その足元は、左右の靴下に虎のイラスト。「しょうがとわさびです」と試合後に紹介してくれた。

 「ニャンコレスラー」の異名を取るほどの猫好きは、大一番の勝負靴下にも「ネコ科」の猛獣を選択。自宅で飼う2匹の愛猫にちなんで、「一緒に戦ってくれてます!」と感謝した。

 猫のような柔軟さも大きな武器で、準決勝でも得意の反り投げで相手を投げ飛ばしてみせた。「狙わずに体が動いた。1年前から考えていて、それが生きた」と自賛した。

 パリは17年の世界選手権で初優勝を飾った思い出の地だ。「この舞台でもう1回決勝にいけたのは『絶対取れよ』ってレスリングの神様から言われてるのかな」と縁も感じる。

 今回は遠く日本から東京五輪後に結婚した有美さんと23年に生まれた娘遙月ちゃんも応援に駆けつけてくれている。

 パリ到着後、愛妻からは「大丈夫だよ」という返信とともに、飛行機で泣きじゃくった愛娘を何とか寝かしつけた後、Tシャツが涙まみれになった写真が送られてきたそうで、「ごめんね、ありがとう」と感謝の返答をした。

 「明日、金メダルを取って3人でぎゅーっとしたいですね!」。足元の愛猫2匹も一緒に、家族で金メダルをつかむ。