五輪体操で史上初「黒人選手が表彰台独占」の快挙 床決勝で実現、五輪公式「これが全てだ」

AI要約

パリ五輪で体操女子の床決勝が行われ、黒人選手3人が表彰台を独占。金メダルはブラジルのアンドラデが獲得。

黒人選手たちが五輪史上初めて体操の表彰台を独占し、偉業を達成した。昨年の世界選手権でも同様の快挙を達成していた。

バイルスとチャイルズがアンドラデを祝福する姿が印象的。歴史的瞬間として多くのメディアで取り上げられている。

五輪体操で史上初「黒人選手が表彰台独占」の快挙 床決勝で実現、五輪公式「これが全てだ」

 パリ五輪は5日、体操女子の種目別床決勝が行われ、レベカ・アンドラデ(ブラジル)が金メダルに輝いた。2位はシモーネ・バイルス、3位にはジョーダン・チャイルズ(ともに米国)。男女通じて五輪史上初めて、黒人選手が体操の表彰台を独占した。米公共ラジオ局「NPR」などが伝えている。

 NPRは「3人の黒人女性が体操で五輪初をつくる」と題する記事を掲載。「彼女たちは五輪でトップ3のスポットをシェアした初めての3人の黒人体操選手になった」と五輪初の偉業を伝えた。記事によると、昨年の世界選手権の女子個人総合でもバイルス、アンドラデ、シレーゼ・ジョーンズ(米国)の3人の黒人選手が表彰台を独占したという。

 米放送局「NBC」の人気番組「トゥデイ」公式サイトも「五輪の男女体操で初の全員が黒人の表彰台となった」と伝えている。

 バイルスとチャイルズは表彰台に屈みこんで両手を伸ばし、真ん中に上がるアンドラデを崇めるようなポーズで祝福した。アンドラデは両手を高々と掲げて歓喜。五輪公式Xは「これが全てだ」と記して歴史的瞬間の写真を投稿した。