松山英樹のメダル獲得には「まじでかっこいい!!」 勝みなみは“母の手”も力に状態上向き

AI要約

勝みなみはポートランドクラシック最終日に27位タイで終え、次なる大会に向けて準備を進める。母親がキャディとしてサポートし、力強く72ホールを戦い抜いた。

松山英樹の五輪での活躍に感動し、自身のインスタグラムでお祝いメッセージを投稿。今後も欧州遠征に向けて意欲を示す。

次の大会であるスコティッシュ女子オープンやAIG女子オープンに向けて風や芝に慣れたキャディとの連携を強化し、成績向上を目指す意気込みを語った。

松山英樹のメダル獲得には「まじでかっこいい!!」 勝みなみは“母の手”も力に状態上向き

<ポートランドクラシック 最終日◇4日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6480ヤード・パー72>

3試合ぶりの決勝ラウンドを戦った勝みなみは、4バーディ・2ボギーの「70」と伸ばしトータル13アンダーでひさしぶりの4日間を終えた。伸ばしあいについていくことはできなかったが、悪い流れを断ち切るためにも価値のある27位タイといえる。

ラウンド後に応じた中継局のWOWOWのインタビューでは、「ピンも振ってあって池も絡んでいるので、狙いにくいところはあった。上位にいく選手は伸ばしてくるので、自分も伸ばしたかったんですけど、なかなか難しかったですね」と、やはりバーディが少なかったことはちょっぴり不満といった様子。パーでしのぎながらホールを進めていく、という姿が目立った。

それでも、この大会でキャディを務めてくれた母・久美さんには感謝。「心強かった。落ち込んだときも肩に手を置いてくれたり、気持ち的にも助かりました」。その手からパワーをもらい、親子仲良く72ホールを完走した。「ティショットも良くなっていますし、来週は休んで再来週から頑張ります」と、この後の欧州遠征への明るい材料も手に入れることができた。

ラウンド前には、松山英樹がパリ五輪で銅メダルを獲得。自身のインスタグラムのストーリー機能に松山の写真と「まじでかっこいい!!おめでとうございます(絵文字)」というメッセージを投稿した。これも大きな力になったはずだ。

来週は五輪の女子ゴルフがあるため、ツアーは1週間のオープンウィークを挟む。勝はひとまず米国に残り練習を積んで、2週後の「スコティッシュ女子オープン」、そして翌週の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英女子)へと向かっていく。

「風もすごく難しくなってくると思う。今度キャディをしてくれるミック(・シーボーン氏)はイングランド出身で、風や芝に慣れていると思う。助けをもらいながら頑張りたいです」。かつて宮里藍が米ツアーに参戦してから長年にわたりキャディを務めた名参謀とは、これまでにもタッグを結成したことがある。息の合ったプレーを英国でも見せたい。