【甲子園】長崎・創成館は初戦で北北海道・白樺学園と対戦 「非常にいいピッチャーということが書かれていた」

AI要約

創成館は、高校野球選手権で白樺学園と対戦。未知の相手に備えてデータを熟読し、強力なピッチャーに警戒心を示す。

稙田監督率いる創成館は、負け試合を防ぐために守備練習に重点を置き、継投を視野に入れた投手陣の準備を整える。

チームは昨年以上の成績を残し、堅実な戦いで上位進出を目指し、守り勝つ姿勢を貫く決意を固めている。

【甲子園】長崎・創成館は初戦で北北海道・白樺学園と対戦 「非常にいいピッチャーということが書かれていた」

 ◆全国高校野球選手権 組み合わせ抽選会(4日、大阪・フェスティバルホール)

 2年連続4回目の出場となる創成館(長崎)は、5日目第4試合で白樺学園(北北海道)と対戦。向段泰一郎主将は「北海道にも行ったことがないです」とまさしく〝未知の相手〟だと語り、出場校のデータが掲載された雑誌を早速熟読。1メートル88の長身右腕で、来た北海道大会6試合で防御率0.53を誇る半沢理玖の存在を大警戒。「非常にいいピッチャーということが書かれていたので、やっぱり三振をしてしまったら相手のペースに持って行かれるのかなと思った。自分たちの野球をしっかりできるよう、練習から意識してやりたい」と、まだ見ぬ相手に思いをはせた。

 また、組み合わせ抽選会に先立って行われた甲子園練習では、20分間をすべて守備練習に充てた。稙田龍生監督は「負ける試合というのは絶対ミスから負けるんで、そのあたりをちょっと確認しました」と内外野の連係、さらには外野のクッションボールの跳ね方やフェンスの高さなども綿密にチェック。マウンドからの投球練習でも左右合わせて6投手が立ち「継投ありきではないですけど、悪ければ目先を変えながらやるしかないんで」と稙田監督は野手を含めて8人の投手に準備させていることも明かし、3回戦止まりの「昨年以上の成績を残したいと思うし、あわよくば〝上〟の方で、というのも狙っている。バットも(低反発に)変わりまして、だからもう守り勝つしかない」と投手を中心とした堅実な戦いを貫いての上位進出を誓った。